1日最低2時間は聞きたい
スピードラーニングのキャッチフレーズ「1日5分から聞き流すだけでOK!」そして、石川遼選手の体験談で「流れている英語に集中しなくても、聞き流していれば効果があります!」というこの2つの言葉には本当に期待して購入した人は多いと思います。
まさか本当に1日5分だけで英語を習得しようとすれば一生かかっても無理なことはなんとなく分かっていましたので、最低でも1日1時間程度は必要かな?と漠然と思っていましたが、実際のところ1日最低どのぐらい聞いて行くのが良いのでしょうか?
スピードラーニングにはこのあたりの明確な時間は表示されていないので、株式会社アルクさんの「1000時間ヒアリングマラソン」と言う教材をモデルに考えてみました。
この教材はリスニング重視の教材なので、スピードラーニングとは完全比較はできないかもしれませんが「理論」はかなり納得できる教材です。
例えばリスニングに関しては、大量に英語を聞いて英語の音やリズムに慣れるための「多聴」と英語の内容の正確な理解を目的とした「精聴」という2つのジャンルに分けてしかも両方の方法を組み合わせて聴くことを提唱しています。
つまりスピードラーニングのようにただ何も考えずに聞き流すのが「多聴」にあたると考えれば、ヒアリングマラソンのロジックで行くと大量にスピードラーニングを聴いてもまだ足りないと言う事になります。
この英語教材の教材名にも入っている1000時間は「1年で1000時間」を目安に聴くという意味で1000時間なんだそうです。
内容を理解しなくてもいいと言う前提であればもっと少なくていいのでしょうけれど、リスニングだけでなく英文の内容まで理解しようというのであればやはりこの程度の訓練は必要かと思います。
時間を決めてしまい英語を聞くことが嫌になってしまう、モチベーションが下がってしまうことを考え意図的に長時間の目安を発表していないともとれますが、私個人的には終わりのない特訓ほどモチベーションが保てないものはありませんのでせめて1日に聞く時間ぐらいは決めたいところです。
スピードラーニングのCMでは8ヶ月(だったと思います)ぐらいから、英語が分かるようになったと言っている人もいましたが時間1日何時間どのような環境下で聞いたのかは説明がありません。
やはりスピードラーニングを購入する前に、このあたりのことを踏まえ「今の自分に必要な教材なのか」を見極めて購入したいところです。
非常に強引ですが1日最低2時間聞かないと16か月で1000時間には達しません。