15.未来形の否定文、疑問文
◇未来形の否定文◇
未来形“ will ”の否定文を作る場合はどうしたらよいでしょうか?
こちらも簡単です。
【未来形willの否定文】 will not + 動詞の原形
will notの省略形 = won’t
例)
I will go to the library.(私は図書館に行くつもりだ)
↓
I will not(=won’t) go to the library.(私は図書館に行くつもりはない)
◇発音に注意!◇
will not を省略するときは“ won’t ”と書きますが、
発音が「want(したい、ほしい)」 と非常に似ています のでリスニングでは気をつけましょう。
カタカナで書くとwon’t(ゥオゥントゥ)と、「ォゥ」が伸びる のに対し、wantは「ウァント(ァはァとォの間くらい)」と詰まった感じになります。
実際に聞き比べてみてください。
won’t
want
I won’t go to the library.(私は図書館にいくつもりはない)
I want to go to the library. (私は図書館に行きたい)
※I want to go~は、「~に行きたい」という意味です。
用法については「不定詞」の項目で紹介しますので、今は発音の違いだけ聞き分けてくださいね。
◇未来形の疑問文◇
では、未来形を疑問文にするときにはどうしたらよいでしょうか?
これもまた簡単です。
【willを使った疑問文】 Will+主語+動詞の原形~?
作り方はとっても簡単ですが、意味合いとしては
1.「単純に未来を疑問に思う場合」
2.「勧誘する場合」
3.「相手に何か頼む場合」
の3通りあります。
2と3に関しては、相手に対する話しかけなので、
「Will you~?」
と決まり文句になっています。
1.単純に未来を疑問に思う場合
例1)
Will they come to our party tomorrow? (彼らは明日私たちのパーティに来るだろうか?)
例2)
Will you go to the library tomorrow?(明日、あなたは図書館に行きますか?)
2.勧誘する場合
例)
Will you go shopping together?(一緒に買い物に行きませんか?)
1.2.の場合の答え方は
Yes,主語 will. / No,主語 will not(=won’t).
例)Yes,I will. / No,I will not(=won’t).
となります。
ちなみに、Noの場合は“ won’t ”と省略できますが、Yesの場合は“ ‘ll ”の省略はできません 。
単純に、言いづらいからだと思います。
Yes,I’ll.って、言いづらいですよね。
ただ、後に文章を続ける場合は省略可能です。
Yes, I‘ll go with you.
などの場合です。
3.相手に何か頼む場合
例)
Will you close the door? (ドアを閉めていただけますか?)
頼まれて「いいですよ」と答える場合は“ Sure. ”(もちろん)と答えます。
あまり断らないかとは思いますが、断る場合は「Sorry,I’m busy now.」(すみません、いま忙しいんです)など、理由をつけて断ることになります。
「Will you~?」の意味合いは文脈によることが多いので、その場のシチュエーションや後に続く内容で決まってきます。
◇助動詞を使わない未来形◇
未来のことをあらわすとき、「be going to 動詞の原形~」でもあらわせます。
will = be going to
と学校で習った方や、テストで書き換え問題が出た記憶がある方も多いのではないでしょうか。
確かにどちらも未来をあらわしますが、意味合いが違ってきます。
つまり
will = be going toではありません。
これは、実用的な英語を使う上でとっても重要なことですので、次の章でじっくり説明します。