英文の基本5文型

第4文型:SVOO

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133.第4文型:SVOO

第4文型・・・基礎編 give型、buy型動詞

さて次は第4文型です。

第4文型は、

S(主語)+V(動詞)+O(目的語・人)+O(目的語・モノ)

という構造の文です。

第4文型で使われる動詞には特徴がありますので、覚えてしまいましょう。

第4文型で使われる動詞には「give型」や「buy型」の動詞、つまり「人にモノを与える」系の動詞が来ます。

特徴は目的語が2つあることです。

第4文型の例文

まずは第4文型の例文を見てみましょう。

I gave her a present.
(私は彼女にプレゼントをあげた)

I bought my boyfriend a cofee cup.
(私は彼氏にコーヒーカップを買った)

give、buyという代表的な動詞を使いましたが、この“give”や“buy”は、目的語を2つ取ることができるのが特徴です。

ただし、目的語の順番がはっきり決まっているのが注意点です。

人にモノを与える系の動詞ですがS+V+O(人に)+O(モノを)の順番と決まっています。

逆に使うと文法違反ですので、人にものをの順番で覚えてください。

★第4文型の書き換え(テスト勉強用)

ネイティブはより簡単な第四文型を多用しますのでTOEICなどのテストを受けない人はこの書き換えはできなくてOKです。単純に英会話をしたい人はtoを取る、forを取るなんて覚えても無駄です。

buyやgiveのような第4文型を取る動詞は「人にモノを」の順番に限って目的語が2つ取れると説明しましたが、もし、「モノを人に」の順番で配置する場合には、「~に」という意味合いの前置詞を使う必要があります。

つまり、「モノを人に」の形で同意味の文を書きたいときには第3文型になります。

上記の2つの文を書き換えて見ましょう。

I gave her a present.

I gave a present to her.

I bought my boyfriend a cofee cup.

I bought a cofee cup for my boyfriend.

giveには“to”が、buyには“for”が使われました。

よく、文法の説明で「give型動詞」「buy型動詞」という説明のされ方をします。

これは第4文型で「人にモノを」の順番で目的語を2つとる場合には見た目は変わりありませんが、第3文型に書き換えたときに使う前置詞の違いがあるからです。

どの前置詞を使うかというお話は、前置詞の説明でも触れましたが、動詞自体と前置詞の意味合いの相性で決まります。

to(目標へ一直線、到達を意味する)
for(そちらの方向へ向かう=到達しているかどうかは分からない)

では、give型、buy型はどのような動詞があるか見てみましょう。

give型動詞 第3文型でtoを取る動詞
give
tell
send
pass
show
offer
buy型動詞 第3文型でforを取る動詞
buy
find
make
cook
leave

give型は、ものが人にきちんと渡るイメージ、つまり「相手に何かと届かせる」意味合いの動詞です。

buy型は「届くか届かないかよりも、相手のために何かをする」イメージです。

第4文型を取るほとんどの動詞が、give型かbuy型です。

第4文型 応用編・・・注意が必要な動詞

第4文型を取る動詞は、多くのものがgive型、buy型なのですが、それに当てはまらない動詞もあります。

1、to、forを使わない動詞・・・ask

askは、質問する、頼みごとをするという意味で使う場合に第4文型を取る動詞ですが、第3文型を取る場合にはofが使われます。

May I ask you a favor?
(お願いごとをしてもよいですか)

May I ask a favor of you?

2.toもforも両方使える動詞・・・bring

bringも第4文型を取る動詞ですが、第3文型で使うときには、toでもforでも意味合いによって使うことができます。

His mother brought him TV remote.
(彼の母は彼にリモコンを持っていった)


His mother brought TV remote to him.

His mother brought TV remote for him.

toでもforでも使えますが、前置詞の意味合いが違うので、ニュアンスは少し変わります。

toのほうが、直接持っていって届けた感じが強いです。

3.第3文型に書き換えられない動詞

第4文型を取る動詞の中で、第3文型に書き換えができないものもあります。

代表的なものがcost、takeです。

takeは基本的な動詞なのでさまざまな使い方がありますが、第4文型を取るときのtakeは「時間がかかる」という意味合いで使われるtakeです。

cost、takeは使われるシチュエーションが決まっていますので、公式として覚えてしまいましょう。

cost+人+かかったお金

This ring cost me 100 thousand yen.
(この指輪は10万円した)

take+人+時間

It took me 30 minites to finish this homework.
(この宿題を終わらせるのに30分かかった)

takeは「~を取る」などという意味では普通に第3文型でも使います。

I took a ticket to Osaka.
(大阪行きのチケットを取った)

第4文型と間違いやすい動詞

本当は第3文型を取るのに、意味合い的になんとなく第4文型が取れるように思えてしまう動詞をあげておきます。

TOEICの文法問題でも狙われやすいので注意です。

say
explain
introduce

say+O to 人

The singer said something to the audience.
(その歌手は聴衆に何か言った)

同じ形を取るものとしてexplain、introduceがあります。

では、最後の第5文型に進みましょう。

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