「中学3年間の英文法を10時間で復習する本」という題名からすると10時間で英文法が復習できるイメージがありますが、10時間で読みきれるだけの本といってもいいかもしれません。
しかも中学高校時代に英語をしっかり勉強した人限定です!!
復習することが前提の本なので分かりやすく表にまとめたり、間違った英文と比較したり、間違えやすいところを比較したりしながら文法を復習するようにできているので、中学、高校以来英語の勉強をしていなくて1から文法勉強し直すという人には向いていないんじゃないかなあと言う印象を受けました。
私は「そういえばそうだった」と思い出すことがたくさんありましたし、「この説明のしかたは分かりやすいかも」とか思いながら楽しく読んでいましたが、それは毎日英会話の勉強をしているからこそだと思います。
また、この本は小見出しが上手に付けられているので、目次を見ながら「これってどうだたっけ?」など、自分の学習したいところだけを確認するという使い方の方が向いていると思います。
もちろん、最初は流し読みでもいいのですべてに目を通しておく必要はあると思いますが、自分の忘れてしまっている部分をたまに見るようなイメージで本棚において置いておきたいと思える参考書ですね。
中学3年間の英文法の説明をうまくまとめた本
英文法をすっかり忘れてしまった人が、1から英文法の学習をし始めることを想像するとちょっと説明が足りないと思います。
簡単に分かりやすくまとめられているので説明が少ないというかあっさり終わります。
それがこの本のいいところでもあるのですが、参考書として英文法の本を買うのであればフォレストや1億人の英文法を購入したほうがいいかなあと思います。
英文法を勉強したい人はEssentialGrmmarinUseがいいでしょう。
最近はネットで調べると分かることも多いので、分からない言葉や足りないと思った文法の説明はネットで検索するなどの工夫をすれば結構情報として手に入るので、「中学で習う英文法を分かりやすく復習できる参考書」といて手元に置いておきたい人、もしくは移動中などを使って英文法の復習をした人以外は必要ないかもしれませんね。
内容に関しては「中学で習う英文法を分かりやすく復習できる参考書」ですが、比較を表で見れるようになっていたり、間違った英文と比較しながら学習できたりと非常に分かりやすくできているので内容はなかなかオススメできます。
学生時代に英文法をしっかり勉強したことがある人なら疑問に思うようなことが、比較されていたり、余談のような形で書かれているコラムのようなものもあるので飽きさせない工夫もされていると思います。
「HOP」「STEP」「JUMP」と難易度が3段階に分かれているので、段階を踏んでいるので、読み進めるとどんどん難しくなっていくような感じになっているのもGOOD。
章は10章に分かれていて、学校の時間割るのように、1時間目、2時間目、3時間目と10時間目まであって、その各章の見出しというか題名が「自分が今何を勉強しているのか」を自覚しやすく書かれているので、記憶には定着しやすいのかな?と思って読んでいました。
まあ、そんな見出しがなくても覚えられる人はいますが、見出しにインパクトがあるというのは良い事だとおもいます。
ただ、この本で説明されていることが「中学3年間で教わった英文法全てか?」と聞かれると、私には分かりませんので、そのへんはご理解ください。
こんなに少なかったっけ??
と言うのが正直な感想です。
それと、説明や表などが色分けさtれてるのは分かりやすくていいのですが、「赤色」が多いので、枠ぐらいは違う色にして欲しかったですね。
せっかくの赤色が目立っていないような・・・・
これが良いって人もいるかも知れませんので、あくまでも私の個人的な感覚です。
全体的にはまとまってるかな~という感じですので、復習用としてはそれなりにオススメできる本です。
+210円で、CD付きってのもあるんですが、個人的にはいらないですね。