日常英会話は中学英語で十分とかよく聞きますよね
日常会話は中学英語で十分できるとか、中学で覚える英単語の数はそんなに多くないので英語なんて難しく考えちゃいけません的なことを聞いた事無いですか!!
これ結構いいところをついていると思っていて、会話形式の英語教材を見ていると難しい単語はほとんど出てこないので、私は中学で覚える程度の語彙で十分コミュニケーションは取れると思っている派です。
中学校でどの程度の語彙を覚えるのか言うと、語、連語及び慣用表現で1200語程度となっています。
ちなみに中学校学習指導要領解説 外国語編 – 文部科学省を読んでみると平成20年7月に900語程度から1200個程度に増えているのですが、文部科学省は授業時間が増えたことを理由にしています。
そこには1200語が上限ではないと書かれているので少なめに設定されているのかもしれませんが、それ以上覚えてやろうなんて骨の有る中学生はなかなかいないと思うので1200語程度と考えてしまっていいでしょう。
1200語程度の語彙は多い?
1200語と言っても、数字や曜日など非常に簡単な単語や表現も含まれての数ですし、日本で生活してれば既に日本語になっている英語もたくさんありますのでかなりの数の語彙は既に知っていることになります。
また、以前は900語だったことを考えてもその中で覚えた語彙で十分だと言われていた訳ですから、最低限覚える語彙はさらに少なくても良い気がします。
あと、中学生のときに勉強した語彙は結構覚えているものです。
仮に忘れてしまっている語彙も、もう一度触れると記憶がよみがえり長期の記憶になる可能性を秘めていますので、決してゼロからの出発ではありません。
ですので、日本人は既に十分英単語を知っている可能性が高いですね。
大学受験をしたことが有る人なら分かると思いますが、センター試験用の英単語暗記本「英単語フォーミュラ1700」は1700語を覚えます。
センター試験用に勉強した人なら、全部覚えてないとしてもかなりの数が記憶に残っているでしょうし、少なくとも3年間は中学校の授業で英語に触れている訳ですから、まったく知らない言語を勉強しはじめるのとはわけが違います。
これから中国語やロシア語の語彙を覚え始めることを考えれば、かなりのアドバンテージを得ながらのスタートです。
ですので、1200語と聞くとモチベーションが下がる人もいるかもしれませんが、実際に覚えなくてはいけない語彙はそんなに多くないはずです。
英単語暗記本はいらないと思う
まあ、あってもいいものでは有るのですが、英単語を覚えるための丸暗記本は買わなくても良いと思います。
TOEICなどのテストを受けるのであれば基本の英単語ぐらい知らないと話にならないので「買いましょう」と言いますが、英会話が出来ることが目的なら、文法書にお金をかけたほうがはるかに有意義です。
語彙は英会話レッスンをはじめて、英語教材に知らない語彙などが出てきたらその都度辞書で調べる感じで十分なので、電子手帳や辞書は用意しておくといいと思います。
オススメの辞書はロングマンの絵英英時点です。
ロングマンは例文がESL(第 二言語としての英語)を勉強している人向けに簡単にできていますので勉強しやすいです。
個人的には語彙量よりも文法の方が問題かなあと思っています。