34.受け身の基本
さて、比較が終わったところで次はまたまた重要な「受け身」について学びましょう。
突然ですが、あなたは愛されるのと愛すること、どちらが好きですか?
やはり、愛しつつ、愛されているのがベストでしょうかね?
さてこの「愛し愛される」を英語で表現するにはどうしたらよいでしょうか?
「愛する」のが、こちらから相手に対しての行動を表す文の形を「能動態」といいます。
「愛される」のは、相手からこちらに向かっての行動を表す文を「受動態」といいます。
では例文を見てみましょう。
【能動態】
I love him.(私は彼を愛している)
【受け身】
He is loved by me.(彼は私に愛されている)
となります。
人だけではなく、モノも受け身になります。
【能動態】
That boy broke the window.(あの少年が窓を割った)
【受け身】
The window was broken by that boy.(窓はあの少年に割られた)
この受動態の作り方は簡単です!
ただし、ここで以前「動詞の過去形」で一緒に覚えた「過去分詞」が出てきます。
受け身を作るときは、「過去分詞」が必要です!!
ん?記憶にない??
ではもう一度チェックしましょう。
この関係、分かっていただけましたでしょうか?
AがBに××する
↓
BがAに××される
です。
~に、は“ by~ ”を使います。
◇受け身の時制
受け身の時制が変わったら、どうしたらよいのでしょうか。
いろいろなパターンがありますが、割と単純なのでざっと紹介します。
用法の説明なので、すっごい変な文になっても気にしないでください。
・過去形
I loved him.(私は彼を愛していた)
↓
He was loved by me.(彼は私に愛されていた)
loved → was lovedですね。
be動詞を過去形にします。
・未来形
I will buy a car.(私は車を買うでしょう)
↓
A car will be bought by me.(車は私に買われるでしょう)
will+動詞の原形 → will be 過去分詞ですね。
・助動詞が含まれた文
I must study English.(私は英語を勉強しなければならない)
↓
English must be studied by me.(英語は私に勉強されなければならない)
助動詞+動詞の原形 → 助動詞+be動詞 +過去分詞
◇受け身の疑問形
受け身を疑問形にする場合はどうしたらよいのでしょうか?
The hotel was build in 1993.(このホテルは1993年に建てられた)
そのまま疑問文にすると?
The hotel was build in 1993.
↓
Was the hotel built in 1993?—-Yes,it was. No, it wasn’t.
いつ?と聞く場合は?
The hotel was build in 1993.
↓
When was the hotel built?—It was built in 1993.
ほかにも、聞きたいことにより疑問詞(What、Where、How manyなど)を変えて
いろいろな疑問文を作ることができます。
What language is spoken in Australia?(オーストラリアでは何語が話されていますか)
English is.
How many people were injured in the traffic accident?(その交通事故では何人がケガをしましたか)
5people were.
◇受け身の否定文
受け身を否定文にするときは、be動詞を否定形にすればOKです。
This picture was painted by Tom.
↓
This picture was not painted by Tom.
簡単ですね!
次は、受け身形のバリエーションを紹介します。
慣用句が多いので必須項目です!