62.疑問詞
現在完了形、不定詞、関係代名詞など、英文法の「ヤマ」といわれる項目はひととおり終了しました。
もし、あやふやな部分がある場合は、しっかり復習しておいてくださいね。
さて、これからは、疑問詞や前置詞などをやっていきます。これも基本的な部分ですので、ぜひしっかり覚えましょう。
疑問詞はTOEICを攻略する上で非常に重要な項目
※TOEICを受けない人は次の章まで読み飛ばしてください。
まずは疑問詞です。
疑問詞は「TOEICを攻略する上で、非常に重要な項目です」
なぜなら、TOEICのリスニングパート、リーディングパートを通じてTOEICは「疑問詞だらけ」なのです！！
TOEICの質問は「すべて英文」で書かれているのです。
「どれが正しいですか」
これももちろん「疑問詞」を使った文で表現されています。
リスニングパート２では、「聞かれた質問に、一番適切な答えを選ぶ」問題です。
「エレベーターはどこ？」
「会議はいつ？」
疑問詞を使ったこんな質問が、早口で読まれます。
瞬時に「何を聞かれているか」をつかめないと、解答できません。
また、リスニングパート３も「すべて疑問詞」です。
２人の人物の会話を聞いて、その内容について数問答える問題です。
「男の人の職業は何ですか」「誰がクレームを入れていますか」
こんな質問がたくさん出てきます。
さいわい、疑問詞は「文頭」に来ます。
疑問詞の種類を徹底的に覚えて、最初の一瞬で「何を聞かれているか」を判断できるように訓練してください。
TOEICでは「読む・聞く」ことが最も重要なので、最初のステップをここに置きますが、
いくらTOEICに筆記がないからといって、基本的な疑問文の作り方も分からないようでは、今後の説明ができませんので、疑問詞の基本的な使い方もしっかり覚えていただきます。
疑問詞を攻略して、TOEICハイスコアに一歩近づきましょう！
疑問詞とは
疑問詞にはいくつか種類があります。
who（誰）
when（いつ）
where（どこで）
which（どちら）
whose(誰の）
whom(誰を）
why（なぜ）
how（どうやって、どのくらい）
作文や報告などでは「5W1H」が大事です、なんていいますよね。
そんなときの5W1Hは疑問詞です。
5W＝when,where,who,what,why
1H=how
疑問詞はこんなときに使う！
以前、現在形や過去形の疑問文の作り方をやってきました。
この方法なら
I went to school yesterday.
Did you go to school yesterday?
このような疑問文のスタイルでは、「はい」か「いいえ」形式で答える疑問文しか作れません。
でも、日常会話では
「どこにお住まいですか」
「好きな色は何色ですか」
「犬と猫、どちらが好きですか？」
「今日の調子はどうですか」
など、「はい」「いいえ」では答えられない疑問文を非常によく使います。
ここでは、そんな日常会話のバリエーションを増やせる
「使える疑問文」が作れるのが「疑問詞」です。
疑問詞の種類と用途
疑問詞はたくさんありますが、それが「人orモノに使うか」「主語になるか」などの用途によって使う疑問詞が違います。
ちょっと、表にまとめてみたので見てみてください。
疑問代名詞
| 主語・補語 | 所有格 | 目的格 | |
| 何 | what | what | what |
| 誰 | who | whose | who(目的格でwhomを使う場合もある) |
| どっち | which | which | which |
疑問副詞
| いつ | when |
|---|---|
| どこで | where |
| どうやって・どのくらい | how |
| なぜ | why |
疑問形容詞（名詞にくっついて「どんな～」「どっちの～」と名詞を形容する）
| どんな～ | what |
|---|---|
| どっちの～ | which |
| 誰の～ | whose |
疑問代名詞、疑問形容詞、疑問副詞の総称として「疑問詞」といいます。
この順に沿って、ひとつずつやっていきたいと思います。
ではまず、いきなりですが練習問題です。
下記のWやHのつく疑問詞で作られた疑問文の意味がわかりますか？
直訳で読んでもさほど難しくなく、上の表を見ながら意味が取れると思います。
まずはチャレンジしてみて「疑問詞がどんなものか」を感じ取ってください！
What is this?
Who is that man?
When is your birthday?
Which is your bag?
How was your trip?
Why did you go to the station?
次回、上記の答えと、早速疑問詞の詳しい説明に入りましょう！
