66.疑問詞whose(所有格)
前回は「誰」をあらわすwhoについて勉強しました。
今回は「誰の~」をあらわす「whose」について勉強しましょう。
疑問詞が主語、目的語、補語になる場合の疑問文の作り方をお話してきましたが、もうひとつ「所有格」のwhoseがあります。
誰の○○、という意味で「疑問形容詞」と呼ばれることもあります。
日本語でいうと「誰の~」と所有をあらわします。
「whose+名詞」で「誰の××」と使う場合もありますし、「whose」だけで「誰のもの」という意味になる場合もあります。
通常は「whose+名詞」で使うことのほうが多く、特にwhoseが目的語になる場合は、ほとんどwhose単体では使われません。
例文
1.Whose dog bite him?
(誰の犬が彼を噛んだのですか?)
2.whose is this bag?
(このバッグは誰のものですか?)
3.Whose bag is this?
(これは誰のバッグですか)
4.Whose picture do you like the best?
(あなたは誰の絵が一番好きですか?)
whoseを使った疑問文の作り方
A.whose(+××)が主語になる場合
whose、またはwhose+××(名詞)が主語になる場合は、
Whose(+××)+ 動詞(+目的語)~?
となります。
Whose dog bit him? ※biteの過去形はbitです
Bwhoseが補語になる場合
このパターンが一番使われることが多いですし、一番例文などでも多いものです。
2whose is this bag?
(このバッグは誰のものですか?)
3Whose bag is this?
(これは誰のバッグですか)
上記2つの例文は、似たようなものですが2は、whose単体で使用しているため、「誰のもの」という意味合いの「疑問代名詞」、3はwhose+名詞で意味を成すため「誰の××」という意味の「疑問形容詞」として使われています。
作り方はどちらも同じです。
Whose(+××)+ be動詞+主語?
C.whoseが目的語になる場合
4.Whose picture do you like the best?
(あなたは誰の絵が一番好きですか?)
ちょっとややこしいのがこの文。
「Whose picture」でセットになっていて、これが「目的語」の役割を果たしています。
whoseが目的語になる場合の作り方は
Whose(+名詞)+do(does,did)+主語+動詞~?
となります。
疑問詞を使った疑問文は「とにかく読み慣れる、書きなれる」ことです。
★答え方
whose「誰のもの?」に対する答えは所有代名詞、または所有格で答えるのが通常です。
1.Whose is this bag?
(このバッグは誰のものですか?)
It’s mine/his/hers・・・(所有代名詞)
または
It’s my/his/her/・・・bag.
と答えます。
2.Whose bag is this?
(これは誰のバッグですか)
2についても答え方は同じですが
「whose(誰のもの?)」と聞かれているので
教科書的な答えでは「所有代名詞」で答えるのが正解でしょう。
It’s mine/his/hers・・・(所有代名詞)
3.Whose picture do you like the best?
(あなたは誰の絵が一番好きですか?)
この場合は「あなた」に「誰の絵が」好きかを聞いているので
I like~で受けます。
I like Renoir’s picture.(私はルノワールの絵が好きです)など。
では次に「どれ」をあらわす「which」にいきましょう。