70.疑問詞(疑問副詞)why
なぜ?は「why」
「いつ」のwhen、「どこ」のwhereに続き、「なぜ」のwhyを勉強しましょう。
whyは通常の疑問文はもちろん、慣用句としても使われることの多い疑問詞です。
whyと聞くと、つい「なぜ?」と思い浮かべてしまうとリスニングなどで足元をすくわれますのでTOEICを受ける方は用法にしっかりなれておきましょう。
基本のwhy
whyは「理由」を聞くときに使います。
【例文】
1.Why are you sleepy?
(なぜ眠いのですか?)
2.Why did you go to the post office?
(なぜ郵便局にいったのですか?)
1.be動詞を使う場合
Why are you sleepy?
(なぜ眠いのですか?)
be動詞を使った疑問文の場合は、
whenやwhereのように「時」や「場所」をあらわす副詞と違い、
whyは理由を問う疑問文になるので、少し作り方の説明が変わります。
Why+be動詞+主語+補語~?
となります。
2.一般動詞を使う場合
Why did you go to the post office?
(なぜ郵便局にいったのですか?)
こちらは一般動詞を使った疑問文ですね。
Why do(does,did)+主語+動詞の原型~?
となります。
★答え方
whyは「なぜ?」と理由を聞く疑問文ですので、答えはもちろん「理由」を答えます。
1.Why are you sleepy?
(なぜ眠いのですか?)
一番教科書的な答え方をする場合は「なぜなら」と理由をあらわす「Because」という接続詞を使います。
Because I stayed up late last night.(昨晩夜更かししたからです)
と、眠い理由はだいたいこんな感じですよね。
会話では、Becauseをわざわざつけなくても
内容的に「理由」を述べていれば会話は成り立ちます。
要するに
I stayed up late last night.
だけでも、相手はちゃんと納得してくれるということですね。
2.Why did you go to the post office?
(なぜ郵便局にいったのですか?)
さて、郵便局に行った理由・・を答えるときも
もちろん「Because」をつかってもかまいませんが、
becauseは接続詞ですから、文法的にbecauseの後には主語+動詞の文が来なくてはなりません。(接続詞の章で詳しく説明します。)
となると、becauseを使うと文章が長くなりすぎるので
郵便局に行った理由、つまり「目的」を話したいときは
「不定詞」を省略した形で答えることも可能です。
たとえば「切手を買うため」であれば
I went to the post office to buy some stamps.
の前半をバッサリ省略し、
To buy some stamps.
と答えると簡潔に済みます。
前半の部分「私は郵便局に行った」の部分は、話し相手が「なぜ郵便局に行ったの?」と聞いているのでわざわざ重複して話すと、くどくなるため話し言葉の際には省略されることがほとんどです。
「話し言葉」ということはTOEICでもこういう答え方をするということですよ!!