99.thatの熟語的表現 so that、似たような意味のin order to
前回はso・・・that~「とても・・・なので~」という、熟語的表現を勉強しました。
今回は、同じso that を使いますが固まりで使うso thatです。
説明をしていると非常に紛らわしいのですが例文で覚えてしまえば難しいことはありません。
文中に出てくる場合は固まりで使われているかどうかで見分けがつくので語法を覚えてしまえば見間違えることはないので大丈夫です。
意味は 「~なように」となり、意味合いもかなり違ってきます。
それでは説明に入りましょう。
前回説明したso~that・・・は「あまりにも~なので・・・」と言う意味で使われました。
今度はso thatがまとまって接続詞の働きをする使い方を紹介します。
こちらも代表的な熟語で覚えると良いですね。
so that 主語+can~(主語が~できるように)
I gave her a key so that she can come home when I am out.
(私は彼女が私がいないときに家に来れるよう、鍵を渡した)
He ran as fast as possible so that he could catch the train.
(彼は電車に間に合わせるためにできるだけ速く走った)
以前習ったas soon asの慣用表現も盛り込んでみました。
so that のthat節の中はcanが使われることが多いですが、以外の助動詞を使うこともOKです。
I entered his room quietly so that he might not wake up.
(私は彼が起きないように彼の部屋に静かに入った)
のような感じです。
in order that/ in order to
so that と似たような意味で“in order that”があります。
使い方はso thatと同じでまとまりで使います。
so thatと in order thatの違いは?
so thatはthat節の中にcanが多く使われるのに対し、in order that はthat節の中にmayがよく使われます。
また、ニュアンス的な違いですが
in order that:やや文語的(固い言い回し)
の違いがあります。
非ネイティブの私たちがどちらを使っても、へんな顔はされませんので大丈夫です。
では、先ほどのso thatの文をin order thatに言い換えてみましょう。
I gave her a key in order that she might come home when I am out.
(私は彼女が私がいないときに家に来れるよう、鍵を渡した)
He ran as fast as possible in order that he might catch the train.
(彼は電車に間に合わせるためにできるだけ速く走った)
I entered his room quietly in order that he might not wake up.
(私は彼が起きないように彼の部屋に静かに入った)
in order to~
so that やin order thatと同じような内容を言うのに不定詞を使って簡潔に表現することができます。
He ran as fast as possible in order that he might catch the train.
↓
He ran as fast as possible in order to catch the train.
ただしこれは
主節と従属節の主語が同じ場合でなければ言い換えはできません。
この点は注意してくださいね。
so・・・that 主語 can’t~「あまりに・・・なので~できない」
Her voice was so quiet that I couldn’t hear what she said.
(彼女の声はあまりに小さくて、何を言ったか聞き取れなかった)
too・・・for主語の目的格to~に書き換え可能
※so・・・that~のthat以下が肯定文の場合は書き換え不可
so that 主語 can do「主語が~できるように」
I gave her a key so that she can come home when I am out.
(私は彼女が私がいないときに家に来れるよう、鍵を渡した)
・in order thatで書き換え可能
・主節と従属節の主語が一緒なら、in order toにも書き換え可能