31.比較①
さて、ひととおり品詞の使い方を勉強したところで、次は「比較」です!!
比較では、いくつかのパターンを勉強します。
AはBより背が高い。(比較)
Aがクラスで一番背が高い。(最上級)
AはBと同じくらい の背だ。(同程度の比較)
この3つについて勉強します。
比較では、「背が高い」など形容詞、「(走るのが)速い」など副詞を使って、比較の文の作り方を紹介します。
◇比較
★比較の例文:形容詞の比較
彼女は背が高い。
She is tall.
↓
彼女はメリーより背が高い。
She is taller than Mary.
比較をするときは、形容詞が「比較級」というものに変形します。
tall ⇒ taller
のような感じですね。
than ~で、「~よりも」 という意味になります。
さて、もうお気づきの方もいるかも知れませんが、この「比較級」も動詞の過去形などと同様、変化の仕方が何パターンかあります。
これは、後に出てくる「最上級」の変化のパターンと一緒に暗記です。
最上級を説明してから、変化形を一気に覚えましょう!
★比較の例文2:副詞の比較
彼は速く走る。
He runs fast.
↓
彼は私より速く走る。
He runs faster than I.
こちらも形容詞と同様、fast ⇒ faster と「比較級」を使っています。
◇最上級
比較対象が3つ以上あり、その中で一番という場合は、「最上級」という変化形を使って文を作ります。
★最上級の例文:形容詞の最上級
彼は背が高い。
He is tall.
↓
彼がクラスで一番背が高い。(最上級)
He is the tallest in his class.
tall ⇒ the tallest と「最上級」を使っています。
★最上級の例文2:副詞の最上級
彼は速く走る。
He runs fast.
↓
彼はクラスで一番速く走る。
He runs fastest in his class.
fast ⇒ fastest と「最上級」を使っています。
では、比較級と最上級の作り方をまとめておきましょう!
※注意!形容詞は最上級を作るとき「the」をつけます!
◇than、じゃない比較級
ラテン語由来(といっても、私も知りませんが)の単語は、比較級を作るときに“ than ”ではなく“ to ”を使います。
prior, superior, inferior, junior, senior
She is junior to me.(彼女は私よりも年下です)
比較級がないので、このまま使います。
これは他の単語があまり出てこないので、この5つをまる暗記です。
これで比較級、最上級の作り方の基本を学びました。
次は、比較級、最上級の単語の変化、その他特徴的な比較表現について覚えましょう。