13.未来形・・・助動詞“ will ”
さて、過去、過去進行形と学習したところで、次は未来のことを話す場合にどうしたらよいか紹介します。
今回は、新しい言葉が出てきます。
「助動詞」です。
「動詞を助ける」という意味ですので、動詞にくっついて補助的な意味合いを持ちます。
「助動詞」は
“ will ”(未来や意思をあらわす)、
“ can ”(できる)、
“ may ”(かもしれない)、
“ must ”(せねばならない)などいろいろありますが、未来のことをあらわすときは、この「助動詞」のひとつ、“ will ” を使います。
◇助動詞の使い方◇
助動詞の基本的な使い方は
助動詞 + 動詞の原形
です。
未来形についていえば
will + 動詞の原形
でできます。
※主語が代名詞(I, you, she, he, it, we, they)の場合は、省略形で「主語’ll」と書けます。
I will = I‘ll
She will = She‘ll
のように書きます。
◇willの意味合い◇
未来のことをあらわす“ will ”ですが、単純に未来のことをあらわす場合と、主語の人物の意思が含まれている場合 とがあります。
では、例文を見てみましょう。
1.単純に未来をあらわす場合
例)
He watches TV.(彼はテレビを見ます)
↓
He will watch TV.(彼はテレビを見るでしょう )
2.主語の意思が入る場合
例)
I will help you.(私はあなたを手伝うつもりです)
今は手伝ってなくて、これから手伝うわけですから、時制としては「未来」です。
ただし、「私が手伝ってあげる」という気持ち、「意思」も含まれています。
そもそも“ will ”という単語は、名詞で使われる場合に「意思」という意味があり、「I=私」が主語に来る場合は、もちろん未来のことではありますが 、「私はこうしようと思います」という「意思」が含まれている場合が多いので、注意しましょう。
◇be動詞の文の未来形◇
“ be動詞 ”を使った文章を未来形にする場合も、基本は同じです。
will + 動詞の原形
ですので、
be動詞の原形 = “ be ” を使います。
例)
1.I will be forty next year.(私は来年40歳になります)
2.I’ll be back.(私は戻ってきます)
“ be動詞 ”を使う場合でも、単純な未来と、意思のある未来を意味する場合があります。
1の場合は、自分の意思で40歳になるわけではないので、単純な未来のことを言っています。
また、2は、映画「ターミネーター」の有名なせりふです。
「私は戻ってくるつもりだぞ」という“ 意思 ”が含まれた意味合いです。
やはり主語が“ I ”の場合は、“ 意思 ”が含まれていることが多いです。