助動詞

「できる」をあらわす助動詞 can、be able to、could

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17.「できる」をあらわす助動詞 can、be able to、could

未来形ということで助動詞“ will ”を紹介しました。ここからは助動詞をいくつか紹介していきましょう。

まずは“ can ”。

can ”は動詞とくっついて「~できる」という意味をあらわす助動詞です。

「できる」の意味あいとしては

1.する能力がある

2.することが可能である

3.することが許されている

などがあげられます。

それぞれ例文をあげてみましょう。

1.I can speak five foreign languages.(私は5ヶ国語が話せます)

2.I can see a mountain from here.(ここから山が見えます)

3.You can use this phone whenever you want to.(好きなときにこの電話を使っていいです)

助動詞ですから、文の作りかたは“ will ”と同じです。

can

です。

簡単ですね。

疑問文否定文も“ will ”と同じなので紹介してしまいます。

canque

例文

Can you see a mountain from here?(ここから山が見えますか?)

答え方は

Yes,主語 can.

No, 主語 can’t.

◇Can you~?で依頼の意味を表す

can ”を疑問文で使うとき、「~できる」以外の意味をあらわすことがあります。

依頼は相手にするものなので

Can you 動詞の原形~?

となります。

「~できますか?」との区別は、ずばり「文脈」です(笑)

読めば分かります、大丈夫です。

依頼でよく使われる言葉が

Can you help me?(手伝ってくれませんか?)

ですね。

cannot

例文

I cannot see a mountain from here.(ここから山は見えません)

★「~できる」をあらわす be able to 動詞の原形~

学校で習った記憶がある方も多いと思いますが、「~できる」という意味をあらわす場合、

be able to 動詞の原形~

という句を使うこともできます。

ただ、実際には「can」のほうが一般的です。

特別に意識して“ be able to ”を使うときは、だいたい次の3パターンです。

こんなときには意識してbe able toを使う!

1)助動詞を2つつなげて使いたい場合

~できるかもしれない、などの意味を伝えたい場合、「かもしれない」をあらわす助動詞“ might ”、と「できる」をあらわす助動詞「can」は同時に二つ使えません。

そういう場合は、“ might ”と“ be able to ” をつなげて

might be able to 動詞の原形~

とすると、うまくいきます。

2)完了形など、さまざまな時制で使うとき

can ”は、現在形“ can ”と、過去形“ could ”の2通りの時制しかありません。

よって、「~したところだ」などという意味合いの現在完了形では“ can ”が使えません。

この場合も、“ be able to ”で代用します。

※現在完了形は後ほどやるので、ここでは「ふーーん」程度で構いません。

3)少しフォーマルな言い方、丁寧な言い方にしたいとき

これも「ふーん」程度で読んでおいてください。

★canの過去形?それだけじゃない助動詞「could」

can ”を使った文を過去形にしたい場合は、助動詞“ can ”の過去形として、“ could ”を使います。

ですが“ could ”は、単純に“ can ”の過去形だけでなく、派生していろいろな使われ方をしており、今では“ can ”の過去形というよりも、“ could ”が独り立ちしているので、

could=過去形と認識するのは危険です。

どちらかというと、リーディングの文章などでは「could=弱めの可能性を表す助動詞」として出てくることが多いので、そちらを覚えておいてください。

couldの意味として頻出順位は

1)canの弱めの意味の助動詞(可能性をあらわす)

I think I could .(できると思います)

この場合は、過去を表しているわけではありません。

2)丁寧な依頼をする場合

Could you open the window? (Can you open the window?よりも丁寧な言い方)

(窓を開けていただけませんか?)

3)canの過去形で使う場合

I had a nice room in the hotel. I could see a beautiful garden.

(ホテルの部屋が素敵でした。美しい庭園が見えました)

他にもいろいろあるのですが、とりあえずこの3つを覚えておけば大丈夫です。

TOEICのリスニング問題などでも、「Could you~?」などの依頼表現はたくさん出てくるので、ぜひ覚えておいてください。

【おまけ】could と was(were) able to

canの過去形、couldと、be able toの過去形、was(were) able toとも少しだけ意味合いが異なりますので説明しておきましょう。

ここまでの問題はTOEICには出ませんし、こういうニュアンスは学校英語では習わないと思いますが、実践的な英語を学ぶなら知っておきたい知識だと思うので、興味のある方は読んでいってください。

「could」では「~する能力がある」という意味が含まれるため、「たまたまその時の状況で可能だった場合」の表現はcouldではなく「was(were) able to」を使います。

I didn’t know where my son was,but finally I was able to find him.(息子がどこにいるか分からなかったが、最終的に見つけることができた)

こういう場合は見つける能力があって見つかったわけではないので、“ was able to ”を使います。

 

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