135.第5文型:SVOC
さて、文型の最後は第5文型です。
第5文型もかなり特徴的な文ですので、しっかり覚えてしまいましょう。
第5文型の形は
S(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)
の順番です。
意味合い的には「OをCの状態にする」という意味合いになります。
ですから、第5文型においては O=C が鉄則になります。
また、Cで補語になるのは、形容詞、名詞、代名詞です。
また、特殊な使い方として、Cに動詞の原形が来ることもあります。
これについては後で説明しますが、第5文型を見分けるための手がかりですので、必ず覚えてくださいね!
★第5文型で使う動詞
動詞も第5文型の意味にマッチする動詞が来ることになります。
第5文型も、第4文型と同様、意味合い的にいくつかのパターンに分けることができます。
順番に見ていきましょう。
1.make型・・・「OをCにする」
He made me cry.
(彼が私を泣かせた)
me(私)=cry(泣く)
Oの状態を、Cで説明していいます。
2.think型・・・「OをCとみなす、思う」
We think him kind.
(私たちは彼を親切だと思っている)
him(彼)=kind(親切)
3.call型・・・「OをCと呼ぶ」
We call our teacher Ms.Brown.
(私たちは先生をブラウンさんと呼んでいる)
our teacher(先生)=Ms.Brown(ブラウンさん)
基本的な第5文型を取る動詞は、だいたいこの3つのパターンに分かれます。
第5文型を取る動詞を表にまとめたので、覚えておきましょう。
★特殊な形を取る文・・・使役動詞・知覚動詞
さて、第5文型の基本的な文は先ほどのmake型、think型、call型に代表されるもので、Cには形容詞や名詞、代名詞が置かれました。
ですが、ここで紹介する文にはC(補語)に「動詞の原形」が来ます。
あとで不定詞のところで「原形不定詞」としても紹介しますが、第5文型ということで先に簡単に紹介します。
原形不定詞とは、本来であればto+不定詞として表現されるはずが、toを使わずに原形で書かれる特殊な形です。
こういった使い方は、特殊なパターンで使われます。
使役動詞が使われる場合have、makeなどが人(動物など)に~をさせる、という「使役」の意味で使われる場合には、第5文型で原形不定詞を取る形の文になります。
He made me work all through the night.
S V O C
(彼は私を夜通し働かせた)
ここではOにCさせるという意味になります。
使役動詞+人+動詞の原形
知覚動詞が使われる場合
see、hearなどが「人(動物など)が~するのを聞く、見る」というパターンで使われる場合には、使役動詞と同じく第5文型で原形不定詞を取ります。
I heard birds sing this morning.
S V O C
(今朝、鳥の鳴き声を聞いた)
知覚動詞+人+動詞の原形
ここでは、OがCするのを見る(聞く)という意味になります。
使役動詞、知覚動詞の代表的なものも覚えてしまいましょう。
さて、これで5文型の全てを勉強しました。
今後、いろいろな文を読んでいくときには、文型を意識しながら読む癖をつけましょう。