132.第2文型:SVC
さて、SV主語と動詞のみのシンプルなものより、もう少しだけ発展した文型が第2文型です。
第2文型は
S(主語)+V(動詞)+C(補語)
で成り立つ文です。
この第2文型を見分ける、重要なポイントはS=C となるかどうかです。
SがまるまるCそのものである場合もありますし、Sの状態をCで表す場合もありますが、とにかく第2文型かどうかを確認するには
かどうかを確認してください。
第2文型を取るものは、いくつかのパターンがありますので順番に説明していきます。
1.第2文型の基本
第2文型の代表的な文で、かつもっともシンプルなのはbe動詞を使った文です。
I am a student.
She is happy.
のような文ですね。
長くなると、こんな感じです。
The movie which I saw with my girlfriend last week was very funny.
エッセンスを取り出すと
S(the movie)
V(was)
C(funny)
の第2文型です。
さて、これらの文はS=Cになっているでしょうか?
I=student
She=happy
The movie=funny
となるので、違和感ないですね。
be動詞を使った文は、第2文型が多いのですが第1文型で説明したとおり、また、be動詞が「ある、いる」という自動詞として働く場合には
My sister is in her room.などと「第1文型」のものもありますので注意が必要です。
補語があるかどうかをしっかり見れば、見分けられますので、惑わされないようにしましょう。
2.SVCで使われる、be動詞以外の動詞
SVCの第2文型では、be動詞が多く使われますが、be動詞以外の動詞で2文型を取る動詞もあります。
第2文型はS=Cとなるのが基本ですから使う動詞は「~に見える」「~したまま」「~のようだ」などの意味を表す動詞が多く入ります。
たとえば
My mother looked sad.
(母は悲しそうに見えた)
This dish smells good.
(この料理はいい香りだ)
The child kept silent.
(その子供は黙ったままだった)
などです。
これらの動詞は、自動詞ではあるけれど、それ単体では使えない(=補語が必要)という意味で「不完全自動詞」と呼ばれます。
第1文型の自動詞、と対をなす言葉です。用語は覚えなくて良いですが「補語を取る動詞」として覚えてくださいね。
他にも第2文型を取る代表的な動詞をあげておきますね。
~になる |
---|
become |
get |
turn |
~である |
keep |
stay |
remain |
~に見える、~の感じがする |
seem |
appear |
look |
feel |
taste |
smell |
ちなみにこちらも、S=Cかどうかを確認しましょう。
My mother=sad
This dish=good
The child=silent
Sの状態をCが説明している形になっていますね。
最後にもう一度確認です。
第2文型はS=Cです。
では第3文型に行きましょう。