ピンズラーアメリカ英語の基本情報 標準受講期間・・・3か月 価格・・・29,000円(税込)[分割 1,980円×15回 総計:29,700円]x5コース 内容物・・・メイン教材:CD全16巻 オーナーズマニュアル(ガイ […]
ピンズラーアメリカ英語の口コミ、評判
ピンズラーアメリカ英語は、「生涯学習」をかかげる、通信教育大手のユーキャンの英会話学習講座で、テキストを使わずに英語を学習すると言うのが特徴の教材です。
1日30分という無理の無い学習時間で3ヵ月後には「問いかけにぱっと英語で答えられるように!発音もバッチリ!」と言うのが売りになっています。
標準学習期間が3か月に設定されているので、全30巻を3日で1巻ずつのペースですすめていく感じです。
各コースともに全16巻の3ヶ月なので5コース受講し終わっても15ヶ月で、この手の英会話教材にしてはボリュームのわりに学習期間が短めというのが特徴でもあります。
教材情報
ピンズラーアメリカ英語はコースが全部で5コースあり、公式サイトによると下記のようになっています。
【レベルII】高1修了レベルで正しい英語を知らず知らず使えてる!
【レベルIII】高2修了レベルで会話がラクに楽しく続く!
【レベルIV】高3途中レベルで自分の意見を“考えて話せる”!
【レベルV】高3修了レベルで難しい構文を使って、混み入ったことも的確に話せる!
※標準学習期間が3か月
1巻が30分程度で構成されていて、1日30分勉強すると言うのが標準の受講方法で、8割がたマスターできたら次に進むと言うルールになっているので、1日に何度も聞くなどのペースアップをすると1か月で終了することも可能となっています。
ただ、私が実践してみた限り1ヶ月での学習はおススメしません、最低でも標準学習期間、もしくはもう少しじっくり取り組んでもいいと思います。
公式サイトで実際に各コースの1課(1回のレッスン)を丸ごと30分間試聴できるようになっていますので、今の自分がどのレベルから始めればいいのかを十分に確認することが可能です。
各コースの1レッスンが丸ごと試聴できるとは、ロゼッタストーンなみに太っ腹で非常に好感が持てます。
ですので、どのコースから受講していいのが判断に困るようなことはないと思います。
公式サイトで無料試聴をしてみる
↓↓↓↓↓
ユーキャンのピンズラーアメリカ英語講座
価格は各コース29,000円(税込み)ですので、コースI から5コース全て受講し終わると、29,000×5コース=145,000円になります。
一般的には中学英語をマスターすれば日常会話に支障は無いと言われているので、レベルⅠをマスターするだけである程度の英会話は問題ないと考える人が多いと思うのですが、個人的にはコースⅠを終了しただけでは全然もの足りないと思います。
とにかく繰り返す
無料試聴を聞いてみてどうだったでしょうか?、レベルⅠで日常会話が話せるようになるのであれば結構ハードルは低いと思いませんでしたか?
また、とても簡単な英語を何度も何度も繰り返して復習していく感じなので、これなら覚えられそうかなあと感じたかと思います。
自分の知識や記憶にするには繰り返しは必須ですのでとてもいいのですが、例えばレッスン1でやったことをレッスン2で半分ぐらいの時間を使って復習し、そのあとの例えばレッスン5でもレッスン1で覚えたことを質問されるような感じにできています。
忘れたころ「私は英語が分かりますと言ってください」のように質問されますので、ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線 – Wikipediaなどを参考に作られているのかなあと言う印象を受けました。
テキストを見ずにCDを聞いているだけで授業を受けている感じに進んでいく
ピンズラーアメリカ英語はスクリプト(教科書)が無く、流れてくるネイティブの英語を聞き取って英語を話す(回答)するというのが基本になっています。
テキストを見ずに受講するので、CDの中では日本語で様々な説明が入っていて英語の授業を受けているような感覚です。
その中でネイティブの音声を真似したり、ナレーターに「○○と言ってください」と言われるので、スピーキングをします。
スピーキングはプログラムの中で覚えた英語を繰り返し答えるので、頭の中で英作文を行うと言うよりは、覚えた英文を思い出しながら答えていくようにできています。
スピーキングの際には無音のポーズがとられているので、そこで答えて、そのあとに答えの英語が流れるので、またその英語を真似して音読するといいと思います。
気を抜いていると急に4つ前のCDで覚えたことを質問されたりするので、「思い出す」と言う作業を常に行う教材に仕上がっています。
また、回答するという作業はアウトプットのレッスンになっているので、非常にスピーキング重視のレッスンになっているのもピンズラーの特徴と言えるでしょう。
英会話をバンバン覚えていくような教材とはちょっと違う
ピンズラーは「聞き取る ⇒ 理解する ⇒ 答える」が基本となっていて、ナレーションにしたがってレッスンをすすめて行きます。
無料試聴でⅠを聞いた方は分かると思いますが、単語も短く区切って発音を練習していくので、例えば「“Understand”の“er”は日本語には無い音です」など、発音に関しての説明にかなり時間を割いていて、発音矯正に関してのレッスンはかなり力を入れています。
リエゾンなどの音のつながりの説明と実演もあり、ネイティブの実演のあとに真似していくスタイルなので、英会話の中から自分で意識して音を覚えていかなければならない一般的な英会話教材との大きな違いでもあります。
リーディングレッスンでは、簡単な単語や2、3語の語彙を練習します。
ただ、ちょっと気になることもあって。
コースⅠは“Excuse me”“Japanese”と言ってみるところから始まるぐらい超初心者向けにできているのですが、テキストが無いので短い文でもネイティブの音声を真似して音読するリピーティングに関しては、英文の単語数が3つ、4つとなっていくと初心者には難しいかもしれません。
これテキストで文字を読みながらだと簡単なのですが、やはり意味があってこうしてるのでしょうか。
初心者向けなのに、文字を読みながらできないのは初心者には難しそうと言う矛盾を感じました。
何度も何度も同じことを繰り返すことに関しての評価は真っ二つ
ピンズラーアメリカ英語はこのように繰り返しを基本としていることは分かっていただけたかと思うのですが、何度も何度も同じことを繰り返すことに関しての世の中の評価は真っ二つです。
ネット上で口コミや評判を読んで見ると、「フレーズを忘れた頃に繰り返して定着させる」からとても良いという評判が多数みつかる反面、「逆にそれが理由で続かない」という意見も同じぐらい見つかります。
私はここまで繰り返す必要はないかなあと思っているのですが、世の中にはこの繰り返しが良いといっている方も多数いるという事実もお伝えしておきます。
この繰り返しの記憶方法に関しては、語学教育に人生をささげたと言われているピンズラー博士を信じてみてもいいかもしれません。
繰り返しは悪いことじゃないですからね。
ただし、続けることができなければ何の意味もありませんので、この繰り返しの頻度は続かないと感じる場合はあまりおススメしません。
もっと楽しくできる教材を探すほうがストレスなくできると思います。
ピンズラーアメリカ英語の口コミ
口コミの話が出たので、これは確実に受講している口コミだなと思ったものをピックアップしてみました。
1.「質問に答えるといったシステムがまるで英会話スクールにいるような感覚でよい」
2.「最初は楽しくできるが、すぐに飽きる」「早々に飽きてしまう教材でした」
3.「1は本当に英会話以前の物で、年配の方の入り口用と感じた。」
4.「レベル1だけではちょっと日常会話は辛いと思います」
私がネット上で拾ってみた限りはこの4つのパターンの口コミが非常に信憑性があるなと感じていて、私もこの4つの意見には同調できます。
※誹謗中傷レベルのもの、理不尽な口コミは無視しています
「飽きてしまった」と言うのは商品として考えると「受講者を飽きさせない工夫」が必要なんだと思いますが、英会話教材をずっと楽しくできることはまずないと思うので、乗り切るしかないと言うのが現状です。
繰り返しが多いのでホントに飽きますけどね。
レベル1に関しては中学をまともに卒業しているのであれば確かにやらなくても良いレベルの英語だと思いますが、そのへんは人によって違うと思うので、必ず公式サイトの無料試聴で確認をしてください。
返品について情報がなかったので電話して聞いてみた
それと返品については8日以内なら返品可能なのですが、開封後も引き取ってくれるかどうかは公式サイトで明確になってなかったので電話して確認してみたところ
と言う非常に曖昧な感じでした。
1巻程度なので2巻でもいいのかもしれないですが、確実に返品したいなら1巻だけにしとくのが無難そうです。
公式サイトにも何も書かれていませんし明確な基準が決まっていないようなのでちょっと不安が残りますね。
英会話教材としての魅力
CDを聞いているだけで、英語の授業を受けているかのように進めていけるピンズラーアメリカ英語は非常に良くできています。
ホントに良い教材なのですが、ある程度の場面に絞って会話を覚えていく一般的な英会話教材とは全然違います。
単語の発音や、音のつながり、ニュアンスや英文の使い方までCDに音声で入っていて、会話もその中に含まれているので知識をつけると言う意味では役に立つ教材なのですが、場面ごとの会話そのものをガンガン覚えていくような教材と比べるとちょっともの足りないと言うか効率面では不満も残ります。
まずはショッピングの英会話で演習していきましょうと言うような、例えばスピードラーニングに代表される会話収録型の教材と比べると、さらにレベルは低めと考えて、中学一年の英語の授業からやり直さなければ英文を全く理解できないと言う人にピッタリな教材だと言う印象です。
ナレーションもとても丁寧で勉強になりますし、繰り返しもとてもいいですし、発音のレッスンもとてもいいのですが、これを繰り返し行っていけば英会話ができると言うよりは、やはりコースⅡ、コースⅢとレベルの高い講座へと進めていくことで会話を習得していく仕様になっていると感じました。
ちょっとお金がかかりそうですね。
CDを何度も反復すると言うよりは理解できたら次に進むイメージ
また、想定場面の会話が収録された教材だと、その部分を何度も何度も聞いて答えてといった反復練習をして瞬発力を鍛えていくことができるのですが、ピンズラーアメリカ英語に関しては、1巻ごとが英会話教室のようにできているので、繰り返し聞くことを考えれば、何度も何度も同じ授業を受けなければならなくなります。
発音の練習は繰り返し使えると思うのですが、英文や単語の説明が多いので覚えてしまえばこの教材自体が必要なくなってしまいます。
このあたりが、「すぐに飽きる」と言う口コミの真意なんだと思います。
会話だけまとめて別CDにしてくれるとずっと使えるのですが。
私の印象としては、中学一年レベルの英語が全く分からない人はここからはじめてもいいと思いますが、一般的な英語教育を受けている人の場合は、まずはつべこべ言わずに想定場面の会話を叩き込んだほうが早いんじゃないかなあと思ってしまいました。
中学~高校の授業をもう一度受けるつもりで英語の勉強をしたいと思っている人なんかにはとても良い教材だと思います。
英会話の教材と言うよりは基礎を固めるための学校の授業と言う感じですね。
でも良くできてる。さすがユーキャン。
最近のコメント