6週間チャレンジ!スラスラ話せるオフィス英会話 標準受講期間・・・6週間 価格・・・上巻29,500円(税込み)、下巻29,500円(税込み)、上下巻セット49,500円(税込み) 内容物・・・テキスト1冊/CD3枚 1 […]
6週間チャレンジ!スラスラ話せるオフィス英会話
オフィスで同僚や上司との会話に絞られている英会話教材
6週間チャレンジ!スラスラ話せるオフィス英会話は、ビジネスで英語を使えるようになるために開発されてる英会話教材で、収録内容がオフィスでの会話に絞られています。
オフィスでの会話のシーンが収録されているといこうこと以外は一般的な英会話教材と変わらないので、販売サイトでもこの教材を使えば初心者でもビジネス英語で英会話を覚えることができると書かれています。
確かにその通りだと思いますが、日常的に使うショッピングや道案内などのシーンとはかけ離れた場面を想定して作られていますので、やはりビジネス英語を学びたい人向けです。
日常的な会話を覚えたい人は慌てて飛びつく必要はないでしょう。
内容は、「メールが文字化けしている」とか、「休暇届はどうやって書くのか」とか、「これ10部コピー取って」など覚えれば即仕事で使えそうな会話になっていますので、仕事で英語を使いたい人にはストライクな教材です。
種類は上巻と下巻の2種類があって、どちらも6週間が標準学習時間ですので続けて上下巻受講する場合は84シーンのオフィス英会話を覚えることができます。
また、セットで買うと9500円安く買えると言うのが商売上手なんですよね。
公式サイトで確認する ⇒ スラスラ話せるオフィス英会話
価格 | 内容 | 返金保証 | オススメ度 |
---|---|---|---|
上巻、下巻どちらも29,800円(税込み) | CD3枚,テキスト1冊 | なし | 3.8/5点中 |
※上下巻セットでの購入は49,500円なので単品で購入するよりも9,500円安く購入できます。
音声が流れる順番 |
---|
英語音声のみ |
英会話教材としての実力は?
では英会話教材としてどうかと言うと、場面ごとにフレーズを覚えていく非常にオーソドックスな教材です。
この教材だけの特徴はいくつかありますので後述しますが、最終的に教材に載っている会話を覚えて使いこなすと言う目標は他の教材と変わりません。
ただし、その過程に関しては独自の路線を行っています。
開発者は30日間英語育英プログラムを開発した御園和夫言語学博士で、英語ができるようになる過程を14のステップで実現できるよう設計されています。
私の印象としては、覚える会話に対してしつこいぐらい考えさせられる教材だと言う認識です。
英語と日本語訳の音声を聞いて感覚で覚えていく教材とは間逆で、会話に出てくる単語の意味をしっかりと覚えさせ、文脈を理解させ、とにかく何度も何度も繰り返し同じ英語の音声を聞かされます。
キーフレーズに関しても使い方や発音などの説明がありますので、より理解を深めることができます。
スピーキングに関しては少なめなので、インプットを重視した教材になってます。
また、流れる音声は非常に早いネイティブ同士が普通に会話をするレベルのナチュラルスピードのみなので、ゆっくりの音声から順番に聞き取っていきましょうと言う教材にはなっていません。
※一般的な英会話教材が言っているナチュラルスピードは全然遅い。
ですので英会話教材ですが、会話を覚えることと、リスニングに力を入れていることが分かります。
実践方法
6週間チャレンジ!スラスラ話せるオフィス英会話は、14のステップでレッスンしていきます。
これからステップを1つ1つ書いていきますが、英会話を覚える前に会話の背景や文脈を日本語で考えるステップがはいっていて、質問に答えるシステムになっていますので、日本語訳を読むまでに様々なことを考えさせられます。
つまり非常に脳を使う教材なんですね。
進め方はCDを聞いているだけでどんどん進んでいく教材とは違って、CDのトラックマークのついたステップだけCDを聞きながら自分でテキストを進めていくのですが、CDマークが付いているステップが非常に多いので、同じ会話を何度も何度も繰り返し聞くような設計になっています。
と言うのも、「キーフレーズの説明」と、「その日に覚える会話の英語音声x3回」の2種類しか音声が無いので、必然的に「その日に覚える会話の英語音声x3回」を何度も何度も繰り返し聞くことになります。
正確には7回聞きます。
しかも、ただ聞くだけでなく毎回その英文を聞く際には、「下記の質問の答えを探しながらCDを聞き日本語で答える」などお題が出されますので、毎回違う頭を使うことになります。
1日に見開きの2ページを使って、2、3往復程度の短い会話を使ったレッスンをしていくのですが6週間ですので、短いながらも42場面のオフィス英会話を覚えることができます。
下巻も入れると84シーンになります。
たまに、会話ではなく場内アナウンスを覚える日など変化も付いていて飽きさせない工夫も感じました。
14のステップ
実際に14のステップを見てみます。
[2] CDの音声を聞き会話の流れをつかむ
[3] 質問の答えを探しながらCDを聞く
[4] 単語の意味を日本語で選ぶ
[5] ステップ4で覚えた単語の意味を意識しながらCDを聞く
[6] 会話の文脈を理解できているか問題に答える
[7] 日本語訳を確認し詳細な意味を知る
[8] 日本語で意味を確認しながらCDを聞く
[9] CDを聞きながら空欄を埋める
[10] 単語を日本語から英語にする
[11] キーフレーズの解説を聞く
[12] 解説で聞いた重要なポイントを意識してCDを聞く
[13] 会話を3回音読する
[14] 仕上げにもう一度CDを聞く
と言う14のステップになっています。
実際にやってみて思ったのは、もうやることがハッキリしていていいなあと。
説明を読んでも何から手をつけていいのか分からない教材や、こういう感じで進めることを推奨しますなど受講者まかせの教材と違って、1日1回14のステップをこなさなければなりませんので一切迷いがありません。
迷うことがあるとすれば、14のステップを1日に何回繰り返すかぐらいでしょう。
※14のステップはゆっくりやっても30分程度あれば十分できますので十分複数回できます。
また、英会話の音声を聞く際に毎回お題が出されているので、必ず何かを考えながらCDを聞かなければならない状況に追い込まれ、非常に集中して英文を聞き取らざるをえません。
その分しっかりと頭を使うので、実力は付く気がしますね。
音声は本当にナチュラル
ここがこの教材の特徴ですので、しっかりと書いておきたいのですが、CDの音声は非常に早いです。
早いと言ってもよくある機械的に速度を上げている状態ではなく、ネイティブ同士が普段話すレベルの本当のナチュラルなスピードで収録されてます。
ネイティブ同士の会話は1分間に150~200語程度だと言われていますが、このCDは計測してみたところ160~170語の速さですので十分早いと思ってOKです。
※他教材を計測して比較したわけではないのですが、他の教材のナチュラルスピードはほとんどが日本人向けに少し遅めに話しています。
わざとゆっくりな速度の音声を収録している教材とは間逆な考えだと言うことがよく分かりますね。
[ステップ11] キーフレーズをピックアップしての解説は非常に有意義な時間
ステップ11は音声解説になっています。
これ実は初心者向けに簡単なうんちくの解説をしているだけの音声だと思っていたので少々びっくりしたのですが、なんというかちょっとした英会話レッスンのような感じの音声になっています。
正直時間は短めなので英会話レッスンといってしまうと誤解を招く恐れがあると思いますが、このステップはこの教材では数少ないアウトプットのステップになっています。
その日覚える会話の中からキーフレーズを1つピックアップし、単語を入れ替えて違う表現でスピーキングしたり、先生についてリピーティングしたり、結構有意義な時間をすごせます。
中でも、発音のレッスンはリズムやイントネーション、ストレスの部分の解説が的確なので、スピーキングがうまくいく1つのきっかけになるステップだと思います。
ただし、解説してくれる人が3人いて各人解説のパターンが違うので、串田さんの解説がとても有意義だと書いておきます。
御園博士の解説も悪くはないのですが、串田さんのほうがいいですね。
また、Joe Mckim 准教授の解説は英語での説明なので初心者には厳しい結果がまっているでしょう。
まとめ
セットで買うと高いですが、上巻だけ買うなら金額的にはこの手の教材によくある一般的な価格です。
スピーキングが少なめなのが気になりますが、そこは自分で調整できますのでデメリットとまではいかないかと思います。
繰り返し同じ会話を何度も聞くので、記憶にも残りやすく、特にリスニングには効果を発揮します。
しかも英語のスピードもナチュラルなので、リスニング重視の教材だなあと言う印象を受けました。
ただし公式サイトに書いてあるように、初心者でも大丈夫と言うのは少し疑問が残りますね。
英文のスピードは速いし、たまに英語のみの解説が混ざっているのも初心者にはストレスになるでしょう。
それと、覚える会話の場面は非常に多いのでパターンはたくさん自分の物にできますが、会話が2~3往復程度なので、英会話教材としては少し不満が残ります。
やはり、オフィスでビジネスに使うと言う目的で英語を勉強したいビジネスマン向けです。
公式サイトで確認する ⇒ スラスラ話せるオフィス英会話
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