スピーキングパワー

スピーキングパワー、この教材とてもお金をかけて制作してきましたね。

何にお金を掛けてきたかというと、ズバリ動画です。

全部で314場面の英会話が収録されているのですが、なんと、全ての場面でイメージ動画が提供されています。

英語ネイティブの役者さんを使って会話を実写化しているんですね。

世の中のほとんどの英会話教材は、音声とテキストだけですので動画付きという教材はなかなか無いはずですので、実写化したその場面を見て、音、テキスト、イメージの3つで会話を覚えることができるのはかなり有利だと思います。

まずは教材の情報です。

価格	内容	返金保証	ｵｽｽﾒ度
19,800円（税込み）	CD,DVD,ﾃｷｽﾄ,動画	なし	3.9/5点中

 

内容物
テキスト3冊、シャドーイング用CD9枚、日本語⇒英語CD3枚

 

音声が流れる順番
日本語 → 英語

 

イメージ動画・シャドーイングのやり易さ・英文の短さは歴代教材最強といってもいいかも

いきなりスピーキングパワーのいいところを3つ上げてしまいますが、この教材は見出しの通りイメージ動画・シャドーイング・英文の短さの３つは歴代教材最強といってしまっていいと思います。

1つずつ見ていきましょう。

イメージ動画について

冒頭でも書いたように、スピーキングパワーは音声とテキスト以外に、想定場面全てにイメージ動画が提供されています。

言語というのはその言葉自体を覚えることを避けては通れないので、英会話学習では覚えるということが軸になってくるのですが、年齢を重ねていくごとになかなか記憶するのが難しくなっていきます。

これは、若いころと比べると得意な記憶の種類が変化してくるからなのですが、想定場面をイメージ動画で見ながら英会話を覚えることができれば、記憶に残りやすくなり非情に有利です。

※若いころは暗記が得意で、大人になるとエピソードで覚える記憶が得意になる

発売されて間も無いので、まだ全ての動画をみたわけではありませんが、ちゃんと英語ネイティブの役者さんを使って演技を交えながら実写化しているので、英語学習番組を見ているかのように頭に入ってきます。

実際にサンプル動画を確認できますので、公式サイトと同じ動画を貼っておきます。

 
このような動画が314場面全てに提供されているのですが、全シーンを動画で確認できる教材は珍しいと思います。

特典であとプラス6個動画が付いているのですが、「ネイティブの正しいジェスチャーの使い方」とか結構使えそうな動画になっていますね。

ナンパのしかたはアレですが・・・。

初心者でもシャドーイングができる

スピーキングパワーの格となるレッスンがシャドーイングです。

シャドーイングは語学学習者や通訳の間では一般的なレッスンなのですが、流れてきた音声を止めずに少し遅れて自分もネイティブの真似をしながら音読するレッスンです。

シャドーイングを知らない人はこれを見てください。

 
製作者が説明しているので、これを見ればここでの説明は必要ないかと思いますが念のため説明しておくと、コンセプトは「初心者でもシャドーイングができる」です。

実際にやってみると分かるのですがシャドーイングは英語初心者にはかなり難易度の高いレッスンです。

やってできないことは無いのですが、おそらく途中でついていけなくなったり、ネイティブの発音を真似するどころではなくなってしまうことが多いはずです。

ですが、シャドーイングはしっかり出来さえすれば、発音矯正にもリスニングにも英語の口に慣れるのにも非常に効果が高いレッスンで、通訳さんなど英語のプロの間でも評価の高いレッスンなので初心者でもシャドーイングができるような素材を作れないかという考えから生まれた教材みたいですね。

速度はスーパースロー、中級、ナチュラルスピードの3段階が用意されていて、レベルが上がるにつれシャドーイング素材を変えてレッスンすることができます。

実際にスーパースローという初心者向けCDでシャドーイングをしてみましたが、子供に話しかけるレベルの速度で英語が流れ、さらに一瞬の間が入っているので非常にやりやすいです。

動画を見れば3段階の速度は確認できるかと思いますが、しっかり確認したい人は公式サイトで試聴することができますので、一度公式サイトで聞いてみてください。

全体的に5文字程度と英文が短い

ここも良く考えたと思うのですが、会話に出てくる英語フレーズはほとんどが5文字以下で構成されています。

この画像をみていただければ分かると思いますが、こんな感じでなるべく短い英文で構成されていて、とても覚えやすいです。

スピークナチュラルは7文字程度でしたので、その上を行きましたね。

ただ、私の印象としてはスピークナチュラルと同じで全てが発表の文字数以下になっているわけではなく、それ以上の長さのフレーズもでてきますので、短い英文に厳選されているというレベルで考えおいたほうがいいと思います。

ただまあ、どれも本当に短い英文に厳選されているので、スピークナチュラル同様に評価できますね。

テキストは、英文とその日本語訳だけという非常にシンプルなものになっていて、英文の説明やニュアンスなどはまったく書かれて無いので、スピードラーニングやエブリデイイングリッシュに近いのですが、毎日朝7時に届くサポートメールで少しずつ会話のニュアンスや使い方などの説明が届きますので、ニュアンスの説明があるという点でもネイティブイングリッシュに近いですね。

メールで説明が届くのは、おそらく毎日英語の学習をして欲しいからそうしたのだと思います。

テキストに書くと厚くなっってしまうと思いますが、説明をメールで送ってくれるなら、英文解説をテキスト一冊にでもまとめてもらえるとなお良かったかなあと言うのが正直な感想です。

ニュアンスはたまに確認したいときあるよね。

ちなみに英文解説の内容はこんな感じです。

まあでも、毎日メールでレッスンの指示が来るのでやることが明確になって非常にいいですけどね。

収録内容は日常英会話が314場面

スピーキングパワーに収録されている内容ですが、全部で314場面の英会話が収録されています。

その中にはビジネス英会話も多少含まれますが、基本的に日常英会話ですのでビジネス英語を覚えたいのであれば専門の教材を購入したほうがいいですね。

また、314場面と聞くとかなりの数なのですが、1場面の会話のラリーが短めにできていて3往復程度の会話になっているのでかなりあっさりした会話な印象です。

これに近い近い教材でネイティブイングリッシュという教材があるのですが、ネイティブイングリッシュも収録場面は78場面と多めなわりに、5往復程度の会話量になっているので、浅く広く覚えていく感じです。

両教材ともに、最初はこの程度の会話を覚えながら会話を膨らましていくイメージなんだと思います。

ちなみに、ライバル教材のHapa英会話とスピークナチュラルはパターンが変わりながらなので、全ての会話がつながっているわけではありませんが、1場面の会話は20往復以上あり、1場面を徹底的にレッスンしようという意図が感じられます。

簡単に説明すると、Hapa英会話は相手に答えるための会話の瞬発力を磨く教材で、スピークナチュラルは単語を入れ替えたりしながら同じ場面での様々なパターンをレッスンする教材に仕上がっています。

ここは各教材で変わってくるのですが、スピーキングパワーに関しては、日常会話での頻出フレーズが1会話に１つ必ず含まれていて、会話から良く使うフレーズを覚えさせようという意図が伝わってきます。

※１会話に必ず１つ含まれる頻出フレーズは太字になっている。

リスニング用のCDは英語を頭で組み立てるタイプ

リスニング用のCDは日本語⇒英語の順番で流れるタイプで、日本語を聞いた後に英語を頭で考えさせながら英作文をしていくタイプのCDになっています。

スピードはナチュラルスピードなので、高速リスニングなどの工夫はなくごく一般的なCDです。

これに関しては音声が流れる順番以外は特に他の教材と変わりません。

期間中は毎朝フォローアップメールでレッスンの指示や英文解説が届く

サポートはメールでのサポートになるのですが、スピーキングパワーは毎朝7時に、毎日のレッスンの指示、イメージ動画、会話の解説が届きます。

さきほども書きましたが、毎日フォローアップメールが届くのは、受講者が毎日英語に触れて日課になるような配慮と毎日指示を送ることで、レッスンが明確になるようにと考えたのだと思います。

勝手な推測ですが・・・

メールサポートが付いている英会話教材はたくさんありますが、自分から質問をしない受講者にとってみると毎日届くというのは悪くないかなあと思います。

毎日やることが確認できるのもけっこういいですね。

まとめ

とにかく動画で各場面をイメージしながらエピソードと一緒に英会話を覚えたい人にはNo.1の教材だと思います。

シャドーイングが苦手な人もこの教材からはじめると、発音矯正が最初からできていいですね。

毎日メールが届くというのも、モチベーション維持という意味でかなり有効的ですし、何よりレッスンの指示があるのがいいですね。

1会話に必ず日常会話で頻出の表現を1つ含まれているのも、ただ会話を覚えているだけでなくより実践的な会話という印象を受けました。

ただし、リスニング用のCDに関しては、他の教材とあまり変わりませんし、314場面収録されているといっても初心者が第一歩で覚える会話なので、公式サイトにあるようにシャドーイングだけで45日後に英語がペラペラになるのは収録されている場面だけです。

後は、英文法を使って応用を利かせて行くしかないので、そのへんはライバルの教材と変わりません。

仮に想定場面を覚え、シャドーイングしていくだけで英語ペラペラになるというのであれば、会話量の多いスピードラーニングがNo.1ということになってしまいますからね。

ですので、45日間シャドーイングするだけでペラペラというのはありえないです。

あくまでも英語初心者が第一歩として会話をある程度覚え、発音矯正もして、口が滑らかに回るという意味でのペラペラと言うことであれば納得できますが。

通訳の間でもシャドーイングが非常に効果を発揮することは周知の事実ですので、スーパースローからナチュラルまで3段階でシャドーイングをしていけば、かなりカッコがつくというか、良い発音で話せるようになるはずですので、「まずは綺麗な発音から」とカッコから入るタイプの人にはとてもおススメの教材です。

発音が綺麗で、英語を話す口が滑らかに回るとペラペラに見えますので。

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