スピークナチュラルの口コミ

7単語程度の短い英文と超スローリスニングが売りのスピークナチュラル

スピークナチュラルはとにかく短くてシンプルな英語フレーズを中心に覚えながら、とてもゆっくりな速度の英文から聞き取っていきましょうと言うコンセプトの教材です。

公式サイトの「ヒントは赤ちゃんでした。」というキャッチフレーズが示す通り、英語初心者は最初から無理をせずに親が赤ちゃんにゆっくり話しかけるような速度の英語から聞き取って行きましょうという考えのもと作られている教材になります。

以前のスピークナチュラルは2016年5月にスタンダードという名前でリニューアルされ、さらに海外旅行編が新商品として発売されましたので、現在は2商品からどちらかを選ぶようになっています。

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スピークナチュラル

価格	内容	返金保証	ｵｽｽﾒ度
ｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞ海外旅行編どちらも29,800円（税込み）	CD,ﾃｷｽﾄ	なし	3.8/5点中

※スタンダードと海外旅行編はセットでも購入でき、セットだと49,800円なので単品で購入するよりも1万円安く購入できます。
 

スタンダード内容物
ﾒｲﾝﾃｷｽﾄ1冊、基本ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞCD9枚、発音ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞCD1枚、ﾃｽﾄ用CD4枚

海外旅行編内容物
ﾒｲﾝﾃｷｽﾄ1冊、基本ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞCD8枚、発音ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞCD1枚、ﾃｽﾄ用CD4枚

 

音声が流れる順番
ｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞ海外旅行編どちらも日本語　⇒　英語の順番

 
スタンダードと海外旅行編の違いは収録されている場面が違うだけなので、下記にまとめた題名を比較して自分が話したい場面が多いほうを選ぶといいと思います。

 

発音トレーニングに関しては、まったく同じ内容が収録されていますので、セットで買うと同じCDが２枚になってしまいますが、スピークナチュラルが自分に最も合っていると感じた方でお金に余裕がある方はセットで購入するのもありですね。
 

セットだと1万円安くなりますし。

スタンダード	海外旅行編
・BAR・居酒屋での外国人との会話 ・外国人観光客との会話 ・海外での食事の際の会話 ・海外で買い物する際の会話 ・ビジネスでの外国人との初対面の会話 ・外国人をアテンドする際の会話 ・よく使うフレーズ集 ・発音の特徴と発音練習	・海外旅行への出発 ・ホテルでの会話 ・移動の際の会話 ・観光の際の会話 ・トラブル時の会話 ・使える質問会話 ・追加トレーニング ・発音の特徴と発音練習

 

スピークナチュラルも英語学習ロジックからみたほうが説明しやすいので、まずは公式サイトにかかれていることから整理してみましょう。

 
簡単にまとめると上記のような感じです。

上手くキャッチフレーズにまとめられているのでこのまとめだけでも分かりそうなものですが、実際の体験を交えて詳しくみていきます。

7語前後の簡単なフレーズにおさえられている

※注意　実際は少し長めのフレーズもあります

英語ネイティブは意外と簡単な英語をつかいます。すぐに略しますし、あまり難しい英語は使わない傾向にあります。

ですので難しく考えずにもっと気楽にそしてシンプルに考え、覚える単語を少なくし記憶面での負担を少しでも減らそうという教材です。

ただし、7語程度というのは販売用のキャッチフレーズという側面もあるので、7語という数字にはこだわらず、なるべく短く簡単な言い回しで英語を覚えられると思ってください。

実際に試したところ長めのフレーズも出てくるのですが、シンプルで、短い英文にまとめられているのでよく考えられていると思います。

英語をコミュニケーションのツールだと割りきって意志を伝えるだけを目的とするなら、あまり難しい英単語を使わなくても会話をすることは十分可能ですので、ネイティブが本場で使っている英語にこだわらず、簡単でシンプルなフレーズを重視する人にはストライクな教材かと思います。

ですので流暢な英語会話をペラペラと言う訳にはいかないと思いますが、英語学習の最初の一歩としては悪くない教材内容になっています。

覚えるための仕組みは全く用意されていない代わりに、短めの英文にして丸暗記をしやすくした印象です。

スローリスニングと言うすごくゆっくりのリスニングレッスンがある

リスニングはナチュラルなスピードの会話を何度も聞き取ることでレッスンをする教材が多いのですが、スピークナチュラルは最初はとてもゆっくりな速度のものから聞き取るレッスンになっています。

これは聞いてみると「えーこれスローモーション？」と思うほどの速度で、「この速度から始めないと聞き取れない人がいるのかー」とビックリしました。

単語を１つずつゆっくり読み上げている感じを想像してみてください。正直私には非常にストレスでした。

このリスニングに関しては、最初はゆっくりのほうが良いと言う方と、最初からナチュラルな速度でレッスンした方が良いという方がいるので、ここで私ごときがどっちがいいかを明言するのは避けたいところなのですが、「ちょっとゆっくり過ぎるかな」と思います。

このリスニングの速度に関しては、私なりの考えを別ページでまとめますので、興味があれば読んでみてください。

文法は意識しなくていいというキャッチフレーズについて

これはホントに誤解をまねくといけないので私の意見をしつこく書いておきますが、英語を勉強していくといずれ英文法は必要になります。

正確に言うと必要になってくるのは話すための文法なので、学校で勉強したような関係代名詞だのthat節だのという小難しいこととは少し違いますが、いずれ文法を覚えることになるでしょう。

ですので、文法は必要ないという事に関してだけは全力で反論させていただきます。

ただ、ここは読んだ人のとらえ方でもありますし、スピークナチュラルを否定するためにこの体験を書いている訳ではないので誤解のないようにしておくと、初心者は場面ごとの会話を覚えることも必要なので、その中で文法を覚えていくという仕組みであれば問題ないんですね。

で、スピークナチュラルはどうなっているかというと、赤字で書かれている単語を他の単語に入れ替えると応用が利くと言うような仕組みになっています。

確かに頻出フレーズさえ覚えてしまえば、あとは動詞や名刺、副詞などを替えてパズルのように当てはめていくだけで応用は効くでしょう。

フレーズを覚えて使いこなせるようになるということは感覚で自然に文法らしきものを覚えているともいえるので、文法は意識しなくてOKと言いたいのだと思いますが、残念ながらパターンが少なすぎて私は十分だとは思いませんでした。

よく考えられているんですけどね。

会話を覚える段階を終了してボキャブラリーを増やしていく段階になったときには文法を知らないと、話したい英語を延々と丸暗記すると言う苦行が待ち構えていますので、文法はこの教材とは別に一通り理解しておくことをおすすめしておきます。

ですので、スピークナチュラルはその頻出フレーズを丸暗記する段階までの教材だと考えれば私も納得といっておきましょう。

製作者が本当に文法は必要ないと思っているのであれば、私とは考えが全く違いますが。

話すことに重点が置かれている

これもこの教材の特徴です。

この教材もネイティブが話している英会話を使って行く王道の英語教材ですが、スピークナチュラルは話すことに重点が置かれています。

どの教材でも英会話が収録されてさえいれば、やり方次第でスピーキングを重視することは出来るのですが、この教材は元々スピーキングを行うためのテストCDも用意されていますし、基本トレーニングCDにも受講者がスピーキングをするための空白が収録されているので音読しやすいです。

CDに空白が入っていることに関しては、スピーキングの時間が人によって違うので一時停止で対応したほうが良いという方もいるのですが、この空白時間内にスピーキングを収めるという瞬発力が磨けていいと思いますよ。

実際に会話をするところまで行くと、どうしてもスピーキングをするというレッスンを行わなければなりません。

実際問題として自宅で英語教材を使って勉強をしても、声を出して話すというレッスンは軽視しがちです。

家族がいるので恥ずかしい、近所迷惑、英語を聞いて入れさえいれば話せるようになると思っているなど、理由は様々だと思いますが、会話をしたいのであればスピーキングは避けて通れませんので、ここはこの教材の長所だと思います。

ちなみに、高額なお金を払うことでこのスピーキングの場を提供しくれるところが英会話教室です。

白人コンプレックスの強い日本人に白人のネイティブ講師と対面で話させて自身をつけさせるという理由もあるのですが、スピーキングの場を与えるというのが一番の目的ですので、英会話教室に通うつもりがあるのであれば29,800円で自宅でスピーキングをレッスンする方が何倍もオトクです。

まとめ

超初心者向け。

体が弱くて中学校出てませんとか、不良だったのでまともに中学行きませんでしたみたいな、ホントに英語に初めて触れるような方にはおすすめできる教材です。

また、結構年配の方は学生時代に英語教育が進んでなかったと思うので、そういう方もスピークナチュラルから始めるといいんじゃないかと思います。

リニューアル前はテキストが参考書みたいな感じで、「よし暗記するぞ」と言う意気込みが有る人じゃないと嫌になっってしまうのではないかと思っていましたが、リニューアル後のテキストは噴出し形式になっていて少しましになりました。

 

以前のテキスト

 

新しいテキスト

 
ここはどの教材も課題の１つなので、スピークナチュラルのまとめで書いちゃうのもフェアじゃないのかもしれませんが、教科書アレルギーが出ないよう漫画にするとか工夫して欲しいですよね。

発音矯正CDに関してはテキストにイラスト付きである程度説明があるのですが、全ての発音をカバーできているわけではありませんし、発音トレーニングCDも各発音の音声しかないので期待しないほうがいいです。

リスニングもとてもゆっくりなので、この教材をしっかり受講したからといってネイティブのナチュラルスピードについていけるとは思えません。

ここも期待しないほうがいいです。

この２つに関してはスピークナチュラルの役割ではないですね。

ですので、定年後に英語を趣味で始めた基礎から勉強したい人、スピードラーニングではスピーキングがやりにくかったという人でスピーキングを重視したい人、商売で外国人観光客と簡単な会話をしたいような人（タクシーの運ちゃんとか）、リスニングや発音矯正なんてまだまだやってる段階じゃないと思ってる人なんかは買いでいいと思います。

ネガティブなことも本音で書きましたが、この内容で29800円なら悪くない教材だと思いますよ。

リニューアルしてかなり良くなりましたし。

公式通販サイトはこちらです

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スピークナチュラル