リスニングパワーの基本情報 標準受講期間・・・設定なし 価格・・・14,800円(税込) 内容物・・・CD2枚、テキスト1冊、ボキャパワー 英語の周波数に目をつけたユニークなリスニング教材。 『リスニングパワー』に関する […]
リスニングパワーの実践結果と口コミ
冒頭でこんなことを書いてしまうのもどうかと思いますが、私はこの教材よりも発音矯正の教材を買ったほうがいいと思っています。
この記事を最後まで読んでいただければ分かりますが、レッスンができる音の数も少ないですしこれに14800円を出すのであれば、同じ出版社から出ているネイティブスピークという発音矯正の教材を12800円で購入した方がリスニング力が上がると考えているからです。
ここで答えを書いてしまうと、「自分で発音できない音は聞き取れない」というのが今の英語業界のスタンダードであり、発音矯正をすることでリスニング力アップにつながることが分かってきているので、私はまずは自分の発音を直すことをおススメしています。
リスニングパワーのような単音や単語、アルファベット単位でのリスニングレッスンは発音矯正教材でもレッスン可能ですし、何より単語同士がつながることによってできる音の変化(リエゾン、ウィーキング、フラップなど)は実際の英文からしか学ぶことができません。
リスニングは自分がある程度発音できるようになってから、ヒアリングマラソンなどを使って実際の英文を何度も繰り返し聞くレッスンが一番効率がいいと考えています。
⇒ 詳しくはこちら
キーサウンドである母音と子音を徹底して体に叩きこむリスニングパワー
リスニングパワーは英語リスニングを鍛えることだけに絞り込んで作られている教材で、英語に出てくる音の中で私達日本人が聞き取りにくい、聞き分けにくい音を覚えるためだけに特化されている教材です。
そのためレッスン内容は英文を覚えながらリスニングをしていくようなレッスンになっておらず、母音や子音だけをしつこく聞かされたり、似た音を比較しながら聞き分けるレッスンをしたり、中には不思議な高周波音を聞くだけのレッスンなどがありちょっと変わったレッスン内容となっています。
ですのでフレーズを覚えた、意味がわかるようになった、英語が通じたなど明らかな効果は得られず、聞き取れるようになったという感覚的な効果になってくるので非常に評価しにくい教材になっています。
インターネット上での口コミや評判などを読んでみると実際にリスニングが上がったと言っているかたも多数いらっしゃいますので、ここで効果がないとは言えないのですが、個人的には肌で実感できるほどのリスニングアップは感じませんでした。
それとこれは私の予想なのですが、ネット上に出回ってい記事のほとんどが販売サイトの情報をそのまま書いているだけで実際には試してないんじゃないのかなあと考えています。
それにより非常に誤解を生んでいる教材だと思うのでそのあたりを詳しく書いて見ようと思います。
一般的なリスニングレッスンと比べると全く違うレッスンになっている
まずはリスニングパワーとごく一般的な英語リスニング教材との違いをしっかり確認しておきます。
英語リスニングと言うぐらいなので、どちらも英語が聞き取れるようになるための教材というわけですが、そのほとんどがネイティブの綺麗な英語を繰り返し聞くという訓練方法になっています。
おそらくあなたが知っているような大手の会社が販売している英語リスニング教材はこの英語を繰り返し聞くだけのタイプだと思います。
英語⇒日本語訳とか英語のみとかとにかくネイティブの英会話が流れるタイプを思い浮かべていただければOKです。
ちょっと有名どころを拾ってみましょうか
・エブリデイイングリッシュ
・スピードラーニング
・30日間英語脳プログラム
・1000時間ヒアリングマラソン
有名どころはこの辺りでしょうか。
これらのリスニング教材はネイティブが発音した英語を繰り返し何度も聞くことで英語の発音に慣れていきましょうというものなので、全く何の効果も無いということは考えられません。
正しい発音の英語を何度も何度もちゃんと聞き自分で何度も発音してみた人限定での話ではありますが、英語の発音は覚えられますしその教材に収録された英語フレーズはある程度脳に定着するでしょう。
また、どの教材にも切り口が存在し、速聴(早い速度の英語を聞く)や、逆にとてもゆっくりの速度を聞くレッスン、英文を区切る場所、繰り返しのタイミングなど教材によって様々です。
スピードラーニングだけは英語の後に日本語訳が流れるだけのシンプルさが売りになっていますね。
それに対してこのリスニングパワーという教材は全くの別物です。
ネイティブの話す英会話やフレーズを聞くレッスンもあるのですが、基本的には母音・子音の単音、日本語と英語の違いについての音を聞き込むようなレッスンになっています。
つまり英語と日本語の音を聞き分けられるようになることと、英語にあって日本語に無い音を認識させるためのレッスンが中心です。
リスニングパワーの実践結果は口コミとして後述させていただきますが、ここではリスニングパワーが英語を聞くだけの教材ではないと言うことだけ理解していただければOKです。
そう、それと日本語訳も流れません!(説明は日本語です)
リスニングパワーの基本情報
では、ここでリスニングパワーについての基本情報をみておきましょう。
まずは価格ですが、リスニングパワーの金額は14,800円(税込み)です。
価格 | 内容 | 返金保証 |
---|---|---|
14,800円(税込み) | CD,テキスト | なし |
ちなみに私はCDをipod nano に入れて持ち歩き、テキストはパソコンでみましたので紙のテキストは使いませんでした。
下記のファイル写真は内容が分かりやすいように、私が1つにまとめたものです。
テキスト、CD1,CD2、ナチュラルスピード、ケイティ先生のプライベートレッスンが入っています。
ナチュラルスピードというのは、購入者特典として無料でいただけるものです。
特典はいただいておいて損はありませんが、あくまでもおまけと考えておきましょう。
私はあまり魅力を感じませんでした。
これがケイティ先生のプライベートレッスンです。
そして今現在はボキャパワーと言う2,980円の843語を覚えられる教材も特典としてついてきます。
リスニングパワーを実践してみた
じゃあ、リスニングパワーを実践したら実際にどのような効果が得られたのかなどの結果報告です。
リスニングパワーは英語教材の中ではリスニングにだけ特化されていて、世間一般的な英語リスニング教材とはちょっと違うということを冒頭で書かせていただきました。
これらのリスニング教材は英語を繰り返し聴いてリスニングを鍛えるのですが、リスニングパワーで聞く英語が英文ではなく単語単体であったり母音や子音の音単体であることが多いです。
文字で表すのが難しいのですが、スーと息が抜ける音とか、一気に息をはくような息の音などを繰り返し聞くレッスンが主体なので楽しくはありません。
日本人には同じに聞こえるけど実際には違う音と言う似たような音の比較レッスンなども、最初は全然聞き分けることができないのでそこを何度も何度も繰り返して聞くことが出来るかどうかが鍵かなあと思いながら聞いていました。
公式サイトの説明では、いくつかのレッスンのバックに特殊な周波数音や英語の周波数帯の音が流れるようなCDになっていて、CDを聞くだけで英語特有の周波数帯の音を脳が認識しやすくなるように作られているとのことなのですが、正直言ってこの周波数の部分だけは私には効果は分かりませんでした。
私には脳科学の知識がないので判断がつきませんし、全く実感は得られませんでした。
高い電子音のような音がバックで流れたりするのですが、その効果についても正直分かりません。
少しでも参考になればと思い、YouTubeで探してみたら、スコットペリーさんが独自に開発したというソフトのデモ動画がありました、販売者に確認したところ、リスニングパワーはこのソフトで開発されているそうです。
少し長いですが、興味がある方は見てみてください。
少しはイメージできるかもしれません。
私の個人的な意見ですが、リスニングパワーは日本語英語とネイティブの英語の話す音を比較する音源が非常に多いので、日本語にない音を聞き分ける感じのレッスンが主体なのかなあという印象を受けました。
アルファベットの音から順番に流れ出したときには、「アルファベットからか・・・」と一瞬戸惑いましたが・・・
アルファベットによっては複数の音があるなんて知りませんでしたし実際に聞いてみないと言葉では言い表しにくいのですが、基礎の基礎から聞かされる感じです。
実は私は他の英語リスニング教材と比較するために3ヶ月以上の期間を頑張って実践しましたが、早い人ですと2週間ほどのトレーニングで英語耳に変わると言うことが公式サイトに書かれています。
ただ、個人差もあるでしょうし私の場合は2週間たったあたりのことをあまり覚えていないのですが、ちょっと大げさな表現かもしれませんね・・・常識的に判断しましょう。
英単語単発で聞き分ける練習をして効果が得られるのかかなり心配でしたが、それらの音は実際に頭の中に記憶されましたので、リスニングの効果があったかどうかは別として、その音自体は覚えることができています。
それが英語リスニングと関係があるのかどうかは私には判定できません。
また、毎日結構な時間聞いていたのですが効果としてではなく感覚でしかお伝え出来ないのがなんとも歯がゆいところです。
リスニングをきたえるなら個人的にはリスニングパワーよりも発音矯正の教材をススメたい
英語を聞くだけの教材でリスニングの壁にぶつかっている人や、英語フレーズを暗記したけど英語が聞き取れないような人は試してみるのはありかもしれませんが、14800円の教材を気軽に試して見るというレベルで購入できる方は少ないと思います。
購入して失敗だったらと考えると・・・恐ろしいですよね。
ですので、今まで様々なリスニング教材を実践してみた私の見解をお伝えさせていただきますと、リスニングパワーが気になっている方には、ネイティブスピークやUDA式発音PROなどの発音矯正教材をオススメします。
例えば、ネイティブスピークの出版社は同じ会社でしかもリスニングパワーの製作者であるスコットペリーが監修している教材なのですが、製作者は別人です。
スコットペリーが発音矯正の権威と言うことで、口の中動き、特に舌の位置を監修してかなり細かくチェックしていただいた教材のようで、非常にすばらしい教材に仕上がっています。
価格も12800円なのでリスニングパワーよりも安いですし。
CGで口の中の動きは確認できませんが、UDA式発音Proはさらに安い10,079円です。
監修というのがミソで、制作自体は日本人英語講師です。
私がリスニングパワーよりも発音矯正の教材をすすめる5つの理由
理由その1・・・スコットペリーは脳科学者ではなく発音矯正の権威である
スコットペリーさんは発音矯正の権威です。
スコットペリーさんに関しては、私の方でもかなり調べてみたのですが、脳科学者ではなく発音矯正の権威です。
言い方は悪いですが日本人を相手に発音矯正を商売としている感じなので、日本人の発音矯正にかけてはかなりキャリアがあるようです。
公式ページによると、中村雅俊さん、柏原崇さん、中村獅童さんなどの有名人の発音矯正のプライベートレッスンを行った実績もありますし、2000人以上日本人の発音を矯正したという実績は信頼できると思います。
下記サイトでも誰を指導したかを確認することができます
プロフィールは英語ですが、その中に誰もが知っている名前が書かれています。
また、企業の英語指導も数多く手がけておりANA,JAL、トヨタ、日立、ホンダなど、誰もが知っている大手企業でも指導しているそうです。
その発音矯正の権威が母音16音、子音24音全ての唇の動き、舌の位置を監修しCGにしている教材です。
その2・・・日本人制作で母音16音、子音24音全てが勉強できる上に発音記号も覚えられる
リスニングパワーとネイティブスピークを比べるとネイティブスピークの方がレッスン出来る音が多く、発音矯正とリスニングが両方レッスン出来ます。
リスニングパワーは日本人が苦手とされる音をレッスンするのですが、母音16音、子音24音全てはカバーされていません。
このへんは大雑把と言うか、それだけで十分なのかもしれませんが、私の感覚では全ての音を勉強したいので母音16音、子音24音全てのレッスンができるネイティブスピークの圧勝です。
几帳面に母音16音、子音24音全てが勉強できるように制作しているのは、日本人が作ったからなのかなあと思いますし、発音記号も全ての音を覚えることができます。
その3・・・リスニングパワーで「聴く」というレッスンをネイティブスピークでもできる
発音矯正の教材でリスニングのレッスンをするなんて聞くと、そんなことが可能なのかと思いたくなりますが、発音を矯正するわけですから当然音も流れます。
単音、その音が前に入った単語、その音が真ん中に入った単語、その音が後ろに入った単語、英文とリスニングできるバリエーションも豊富です。
違うとことは、似ている音を聞き分けるレッスンが無いぐらいなものです。
その4・・・自分で発音できない音は聞き取れないんだから発音矯正は必ず必要になる
最近ではこのことが常識になりつつあるのですが、自分の口で発音できない英語はリスニング出来ないと言われています。
つまり発音矯正がリスニングの補助になると言うことなのでリスニングを鍛えたいなら発音矯正は必須事項です。
その5・・・2000円安い
最後の理由は価格が2000円やすいと言うなんともケチな話になってしまいましたが、発音矯正とリスニングのレッスンができて2000円安いのはどう考えてもお得です。
とまあそんな感じですね。
リスニングパワーは数か月実践してみましたが感覚や実感でしか言い表せないので評価は非常に難しい教材だと言うのも理由の一つですが、ネイティブスピ-クを購入しておけば、少なくともCGや動画で発音時の唇の動きや舌の位置、舌の形など口の中の動きが分かるわけですから失敗がありません。
まとめ
まずはじめに、忘れないうちの書いておきたいのですが、公式ページの2週間後に字幕なしで映画をみてくださいというキャッチコピーとそれを見た方々が実際に試しもせず書いている記事がたくさんあると言う事実。
私自信、たくさんのサイトやブログでリスニングパワーの口コミを読んでみましたが、聞くだけであたかも2週間で英語がペラペラになれるかのような口コミが目立ちます。
ですが、それは間違いだと言い切れます。
リスニングを強化する教材なので聞くだけなのは合っていますが、ペラペラにはなりませんよ。
だって、英会話を聞いて覚えるような教材じゃないんですよ!!
仮に2週間で英語が聞き取れるようになったとしても、英語を話すことも意味を理解することもできません。
リスニングパワーはあくまでも音を覚えるための教材なので、英文はほとんど覚えられません。
聞き取れると言うことと、意味が理解できると言うことを同じ次元で考えてはいけません。
英語特有の高い周波数が聞き取れるようになるかどうかは、私には判断はつきませんがペラペラにはなれませんよ。
それと、リスニングパワーを否定している方の記事でテキストが薄いと言う文句があるのですが、ほとんど見る必要がないのでそこは問題ないかなあとは思います。
まあ確かに薄いですが・・・
一応説明書レベルでつけているのだと思いますが、本当に聞くだけのレッスンしかありません。
どこかのサイトでリスニングパワーを購入してくれた人への特典で、テキストに落ちがあったのでその落ちている部分を補足してお渡ししますみたいな事を書いている人もいましたが、そもそも母音や子音の音を聞くだけの教材なので必要ありません。
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