記憶定着には「すぐ睡眠」が効果的

深い睡眠によって記憶が脳に残りやすい

学生時代に、「寝る１０分前に英単語を覚えれば忘れにくい」と聞いたことはありませんか？

私は学校の先生にそう言われていたので何の疑いもなく、それを実践していました。

大人になるとテスト勉強なんて無いのでそんなことはすっかり忘れてしまっていましたが、英会話の学習をしはじめてからふと思い出しました。

で詳しく調べてみると・・・

深い睡眠によって記憶が脳に残りやすいしかも、勉強したらすぐに寝るのが特に効果的だという研究結果が出ていることが分かりました。

ですので、一晩寝れば忘れちゃうって冗談でよく言いいますがまったく逆なわけです。

これについては、いろんな学者さんが実験を行ってデータをとっているそうですので間違いないと思います。

ですので記憶を定着したければ、覚えてすぐに寝るが正解です。

つまり、英語を勉強するのに最も適したタイミングは寝る寸前ってことになります。

ちなみに、記憶には短期記憶と長期記憶があって、長期記憶にしないと覚えたうちには入らないと言われています。

ここで少しだけ、脳のメカニズムを書くと

近時記憶は脳の海馬に蓄えられすぐには定着しないということが研究で明らかになっており、ほとんどが1週から10日程度長くても１ヶ月で記憶が消えてしまいます。

対して、長期記憶は大脳新皮質に蓄えられ一生の記憶として記憶されます。

どうでもいい情報は近時記憶、大切な情報は長期記憶として振り分けないと、なんでもかんでも長期に保存してしまうと脳のメモリーがいっぱいになってしまうってことらしいです。

じゃあ、覚えたことは長期記憶にしなきゃ忘れちゃうってことです。

長期記憶にするには、短期記憶を繰り返し使うのが効果的なのですが結局は反復練習がいいわけですね。

パソコンにたとえると、メモリに１次記憶したデータを何度も繰り返し使っているとハードディスクに記憶される感じです。

何度も使われないデータはメモリ上でいつの間にか消されてしまいます。

ハードディスクにさえ記憶してしまえば、必要なときに引き出してくればいいだけです。

海馬がメモリーで、大脳新皮質がハードディスクってことになります。

海馬に記憶　⇒　すぐ寝る　⇒　海馬の記憶を何度も使う（海馬に記憶　⇒　すぐ寝るを繰り返す　⇒　大脳新皮質に記憶される。

これで、長期記憶ができあがるはずです。

このようなことからテスト前の徹夜は効率が悪いってことになっちゃいますね～。

学生のみなさんは、分かっちゃいるけど・・・って感じでしょうけど断固たる決意をもってテスト前は6時間以上寝ましょう。

6時間という時間は、覚えたその日に6時間以上寝ないと数日で消えてしまうという、アメリカのスティックゴールドさんという人の研究結果を参考に書きました。

十分寝るってことでいいと思います。