1.主語と動詞/自動詞
まずは入門編です。
中学レベルの文法から解説していきましょう。
ちなみに、ここでは重要なポイントを絞って解説しています。
TOEICに重要ではない部分などは省いているので、細かい部分が分からない場合などに備えてやはり一冊、何か書籍があると良いと思います。
では、始めましょう。
各項目ごとに最重要ポイントを「基本鉄則」として紹介していきますのでしっかりポイントを押さえていきましょう。
まず最初のポイントです。
英語では、大事な言葉から順番に並べます。
一番大事なのが主語。
そして、次に大事なのが動詞。
アタリマエのことに感じますが、基本的すぎて意外と見落としがちです。
◇主語◇
日本語では、主語を省略しがちですね。
しかし英語では、主語はとても重要な項目です。
日本語で「走ります。」(主語=私)を英語でRun.とは言えません。
これでは「走れ!」という命令文になってしまいます。
こういう場合は必ず主語=Iを入れて
と言います。
命令形など特別な形ではない限り、正式な文には必ず主語を入れます。
◇動詞◇
次に大事な動詞について説明しましょう。
日本語では、文の最後に動詞が来ますね。
「走った」が動詞です。
英語では、文の中の重要な要素から順番に並べていきます。
主語の次に大事な要素は動詞ですから、
ranが動詞です。(ran=走るの過去形)
「私は走った!」と結論が先に来ます。
英語と日本語では、語順が違うので戸惑いがちですが、実は「動詞が先に来る」という語順は、とても理解しやすいのです。
文の始めに結論が分かるので、最後まで聞かなくても分かるのです。
たとえば
私は昨日走らなかった。
日本語では、「走った」のか「走らなかった」のか最後まで聞かないと分かりません。
しかし英語では、文の最初に結論が来ますから、最初に走らなかったことが分かります。
日本語より分かりやすいと思いませんか??
英語は「主語と動詞」が省略されることは滅多にありません。
ですから、文章を読むときはまず「主語と動詞」を探しましょう。
こんな簡単なことをなぜ解説するかというと、なんとTOEICのPART5あたりの穴埋めは、この法則だけで解ける問題があるからです。
この文章で、主語と動詞を見つけてください。
主語はBoth our company and your company、では動詞は?
見当たりませんね。
ということは、( )の中に動詞が入ると考えられます。
それを考えて選択肢を見てみましょう。
この中で動詞はひとつ、Aのconserve です。
というふうに、文章の和訳をしなくとも、文脈を見なくとも、文の構成要素を見て解ける問題がある、ということです。
さて、ではもっとも基本的な文章「主語+動詞」だけでできている文を紹介しましょう。
主語:私は、彼は、など「何が、誰が」を意味する語
動詞:主語が「何をしたか」をあらわす言葉
ちなみに、こうやって主語+動詞だけで完結できる動詞を「自動詞」といいます。
これは「他動詞」を見ると違いがわかるのでここでは言葉だけ覚えてください。
では、10回ずつ英文を読んでください。覚えましたか??
I walk.
I run.
では次に進みます!!!