128.感嘆文
さて、命令文に続き、ちょっと変わった文体、「感嘆文」を勉強します。
感嘆文とは「ああ、なんて~なんだ!!」と感動をそのまま文に表したものです。
まずは、例文から見ていくほうが雰囲気が感じられると思いますので早速、感嘆文を見てみましょう。
What a beautiful coral reef it is!
(なんて美しいさんご礁でしょう!)
How wonderful the world is!
(世界はなんて素晴らしいんだ!)
とにかく話し手の感動を伝えるための文体です。
さてこの2つの文、どちらも感嘆文なのですが、文頭で使われている単語がWhat、howと違いますね。
このあたりが、感嘆文を作る上でのコツとなります。
whatとhowの使い分け
上のふたつの文、なぜwhatだったりhowだったりするのでしょうか?
これは「whatには形容詞+名詞が続く、howには形容詞または副詞が続く」の違いなのです。
このことにも注意しながら、説明を読んでいってくださいね。
What型の感嘆文
まずはWhat型の感嘆文です。
普通の文と比べてみてみましょう。
普通の文
It is a beautiful coral reef.
(美しいサンゴ礁です)
感嘆文
What a beautiful coral reef it is!
(なんて美しいさんご礁でしょう!)
この文の構造を見てみましょう。
ですね。
このように、
形容詞+名詞を感嘆文で表現する際にはWhatを使って感嘆文を作ります。
普通の文と大きく違うのは英語の文は主語+動詞がまず前に来るのが基本ですが、それが倒置になって、主語+動詞が最後に来るところです。
語順をしっかり覚えてしまえば、怖いものはありません!
ちょっと練習問題で慣らしてみましょう。
彼はなんて気難しい子供でしょう!(気難しい子供=difficult boy)
What a difficult boy he is!
なんてロマンチックな映画なんでしょう!
What a romantic movie it is!
How型の感嘆文
では次はHowを使った感嘆文です。
普通の文
The world is wonderful.
感嘆文
How wonderful the world is!!
(世界はなんて素晴らしいの!)
この場合の構造は
ですね。
Whatと違うのは、修飾する言葉に名詞がないことです。
またHowは、副詞を修飾することもあります。
普通の文
You walk fast.
感嘆文
How fast you walk!
(なんて歩くのが速いの!)
fastはwalkを修飾する副詞ですが、howがこのfastを強調しています。
この場合の構造は
ですね。
では、howを使って感嘆文を作ってみてください。
彼はなんて気難しいんでしょう!(気難しい:difficult)
How difficult he is!
その映画はなんてロマンチックなんでしょう!
How romantic the movie is!
whatを使った感嘆文の練習問題と書き分けができたでしょうか?
感嘆文自体は難しくないのですが、whatとhowの使い分けを覚えるのが少しややこしいんですね。
ですので感嘆文whatとhowの使い分けをしっかり覚えておきましょうね。