111.周辺、まわりを表す前置詞 about
さて今度はaboutです。
aboutは日本語で「アバウト=適当」のようなイメージが定着していますね。
その語源となるのがaboutです。
「約、だいたい」、という訳もありますね。
ですがaboutの基本イメージは「周辺、まわり」です。
「~のまわりに」というと、「around」を思いつく方も多いと思いますが、実際に似た領域も現すことが多いです。
ですが、aroundは「round=丸い」が語源であることから「丸い領域」や「ぐるりと囲むイメージ」であることが多いです。
アラサー、アラフォーなんかも「around」ですね。
アバウトでもいいんですが、語呂でしょうか。
それはさておき、aboutです。
aboutは「アバウト」なだけあって、意味もいろいろあります。
ただし、大きくイメージがかけ離れることはないので大丈夫です。
基本の使い方
Look about you.
(周りを見なさい)
これが一番基本の使い方ですね。イメージどおり自分の周りです。
ですが、この意味合いで使う場合は
Look around you
(ぐるりと周囲を見回す)
のほうが馴染みがあるかと思います。
意味的にはほとんど違いがありません。
もうひとつ。
He is about 40.
(彼はだいたい40歳だ)
アラフォーと同じ意味ですが、まあだいたい、40の周辺でしょう、ということで厳密な言い方をしていません。
about、面倒くさがりやさんには結構便利な言葉ですね。
1.話題、~について
We talked about the marriage.
(私たちは結婚について話し合った)
aboutですから、結婚について、結婚式の日取りや今後の生活、加入する保険など、結婚にまつわるさまざまなことについて話し合ったのでしょう。
2.そろそろ
It’s about time to go.
(そろそろ行く時間だ)
「行く時間」の周辺なので、「そろそろ行く時間」ということになります。
3.まさに~しそうだ
The cat is about to die.
(その猫はもう死にそうだ)
dieの周辺、なので、「もう死にそう」ということになります。
4.人に漂う雰囲気
There is something gorgeous about her.
(彼女は華麗な雰囲気がある)
人の雰囲気を表すときにもaboutを使います。
その人の周りに、空気が漂っているイメージですね。