51.不定詞と動名詞の使い分け②
不定詞と動名詞が「似て非なるもの」ということは分かっていただけましたか?
今回は、不定詞を取る動詞、動名詞を取る動詞をいくつか挙げていきましょう。
頻出のものは例文で覚えてしまいましょうね。
1.不定詞を取るもの
不定詞は「未来のこと」を表すので「未来志向」の動詞が多いです。
1.I want to play the piano.
私はピアノが弾きたい。
2.I decided to go to India.
私はインドに行くことに決めた。
3.I hope to be an actor.
俳優になりたいです。
ほかにpretend (~のようにふるまう)、expect (期待する)plan (計画を立てる)
など「これから~する」という意味合いのものが多いです。
2.動名詞を取るもの
動名詞は「現在やっていること(過去)、中断、連続」の意味を表すものが多いです。
1.I enjoyed playing baseball.
野球をするのを楽しんだ。
2.He finished reading the book.
彼は本を読み終えた。
3.I gave up smoking.
私はタバコをやめた。
4.Do you mind opening the door?
ドアを開けてもよいですか?
ほかpractice (練習する),avoid (避ける)など
「繰り返し」や「やめること」「過去のこと」が多いです。
3.不定詞と動名詞で意味が違うもの
前回の「forget」「stop」のように、意味が異なるものです。
これも「不定詞=未来」「動名詞=過去」の違いから意味が異なっていると考えてよいと思います。
1.「forget」
A.I forgot meeting him.
私は彼に会ったことを忘れた(実際に会った)
B.I forgot to meet him.
私は彼に会うことを忘れた(約束を忘れて会っていない)
2「stop」
A.I stopped reading the book.
私は本を読むのをやめた。
B.I stopped to read the book.
私は本を読むために立ち止まった。
3.「remember」
A.I remember cleaning my room.
私は自分の部屋を掃除したことを覚えている。
B.I remember to clean my room.
私は自分の部屋を掃除し忘れている。
この違いがしっかり把握できていれば、あまりややこしいことはありません。
例文をしっかり暗記して、次に進みましょう!