19.「~かもしれない」助動詞 may、might
次は助動詞“ may ”について説明します。
“ may ”の代表的な意味は2つあります。
1)かもしれない
2)~してもよい
1)の例では
It may be true.(それは本当かも知れません)
2)は
You may enter the room.(部屋に入っても良いですよ)
“ may ”を使った文の作り方は他の助動詞と同じです。
簡単ですね。
◇may を使った疑問文
では疑問文はどう作ればよいでしょうか?
この形を使った文章でMay I ~?で「~しても良いですか?」という意味で定型で覚えておくと良いでしょう。
◇ may の否定文
“ may ”の否定文でも、2通りの意味になります。
1)~ないかもしれない
2)~してはいけない
1)の意味では
It may not be true.(それは本当ではないかも知れない)
2)の意味では
You may not enter the room.(あなたはその部屋に入ってはいけません)
となり、どちらの意味かで意味合いが変わってきますね。
ですが、これも文脈で読めますので大丈夫です。
◇ may の過去形
“ may ”の過去形は一応“ might ”ということになっているのですが、現在は過去形として“ might ”を使うことはほとんどなく、“ may ”の過去形を表現するときは
may + have + 過去分詞 (=現在完了形)
で表現します。
現在完了形はまだ説明していませんので、例文だけさらっと見ておいてください。
aさん) I can’t find my wallet.(財布がない!)
bさん )You may have left it in that store.(あの店に置いてきたかもしれないね)
◇助動詞 might
中学では習わないと思いますが、簡単に触れておきます。
“ might ”はもともと「mayの過去形」ですが、今では、ほとんど“ may ”と同じ意味で使われます。
“ might ”のほうが少し弱い意味を表します。
使い方は助動詞ですので“ may ”と同じです。