CD2に収録されているレッスンですが、CD1の繰り返しのレッスンもありますし、新しいレッスンもあります。
リスニングパワーは基本的に、リスニングの基礎を習得するレッスンが多いので、母音をしつこく聞き取る練習が多いです。
CD2では、いよいよバイブレーションサウンドを聞き取るレッスンも登場します。
レッスン1:母音の音を聞き取れるようになるための「サウンドトレーニング」とイントロ
イントロでCD2のレッスンがCD1と比べて、スピード2倍になっていることなどが説明され、その後にネイティブ同士の会話が流れるので、聞き取るレッスンです。
ネイティブ同士の会話になんの秘密があるのか私には分かりませんが、この会話は「母音」の音を聞きとるためのレッスンなんだそうです。
バックでは、例によって、あの「特殊音」が流れています。
公式サイトによると、「さまざまな英語の母音の周波数を含んだ音が聞こえてきます。」とかかれているので、そうなんでしょう。
周波数ということなので、会話のことではなくバックの特殊音のことを言っているのだと思います。
レッスン2:英語マスターのキーサウンド「母音」をシャワーのように浴びる
私達日本人にとって聞き取るのが苦手だとされている母音がずっと聞こえてきます。
シャワーのように聞くのが目的とのことですが、エイエイエイエイ、アイアイ、オウオウ、ユウユウユウ・・と言う感じで、母音だけが流れてくるので、こちらで何か工夫して聞くようなことはできなさそうです。
「聞くだけ」と言う感じですね。
リスニングパワーでは、このように「単発の音(英語特有の母音が多い)」を聞くレッスンが多いです。
確かに耳に残ります。
レッスン3:似ている発音を聞き分けるトレーニング
CD1でも同じようなレッスンがありましたが、こういうレッスンが一番効果的な気がしますし、どのように聞けばいいのかが何となく分かるので聞きやすいというか、レッスンしやすいことは確かです。
レッスン4:「Aw」と「Er」が含まれた英文を聞き取るレッスン
「Aw」と「Er」のように、長く伸ばす音も、日本人が苦手なんだそうです。
このレッスンでは、英単語だけとか母音だけの「単発の音」を連続で聞くのではなく、それらの音が含まれている英文を聞き取ります。
より実践的なレッスンになっているのだと思います。
母音の連続音ではないので、自分でも口に出してスピーキングの練習をすることも可能です。
かえるの歌のように、同じ英文を追っかけていく感じでダブって聞こえるのが印象的です。
これも意図があるのでしょう。
レッスン5:母音を復習してしっかりと身に付ける
母音の連続音をシャワーのように聞くレッスンです。
どの連続音もそうらしいのですが、連続の「回数」、「ピッチ」は、周波数解析ソフトで計算さていて、脳に一番届きやすいように出来ているそうです。
英語の全ての母音が連続で流れることになっています。
バックに雑音として、日本語の駅の構内放送が流れています。
日本語をブロックしながら、母音を聞くのは難しいですが日本語をブロックすることに意味があるのかどうかは分かりません。
レッスン6:アメリカ英語特有の「Apple」の「ア」の発音を身に着ける「リンゴの話」を聞く
「Apple」の「ア」の音がたくさん入っている英文を繰り返し聞くレッスンです。
バックでは特殊音が流れているのですが、いつもの音ではなく初めて聞く音です。
hats bats fat rat sat と、これもアップルと同じ?と思うような音も入っているので、これが分からないうちは「Apple」の「ア」が聞き取れていないということなのでしょう。
レッスン7:「夢は叶う」という話を聞くストーリーリスニング
リスニングパワーでは珍しい、ストーリーリスニングのレッスンです。
今まで練習してきた「母音」、「子音」をたくさん含んだ英単語がたくさん入っている英文を聞き取るレッスンで、バックには特殊音が流れています。
スピードはあまり速くないので、聞き取るのは難しくありませんが、おそらくこのスピードに慣れるのではなく、今まで練習してきた英語特有の音(日本人が苦手なやつ)を単発ではなく英文レベルで聞き取るレッスンだと思います。
すでにCD1でレッスンしてしまっており、自分がどれだけ進歩しているのかが分からないので、こういう音源は一番最初に聞いておきたかったというのが正直な感想です。
レッスン8:数字のドリル
このレッスンもCD1に出てきました。
女性が数字を数えながらたまに母音を言うので、書き取るというレッスンです。
私はこのレッスンが何の役に立つのか良く分かりませんし、最初から問題なく書き取れたのですが・・・・
これで集中力が養えるのでしょうか?
CD1でもそうでしたが、集中力が養えたかどうか「実感」することはできませんでした。
レッスン9:自然な速さ「ナチュラルスピードの英語」を聞き取る耳を養うトレーニング
ネイティブが話す英語が「ゆっくり」と「ナチュラル」の2パターンで、発音が変わるということを理解するレッスンです。
速いほう(ナチュラルスピード)は、英語特有のリズムがあるので、それを脳にしみこませることが出来れば、ナチュラルスピードを聞き取るための第一歩となると思います。
私達がゆっくりの英語は聞き取れても、ナチュラルなスピードが早口に聞こえてしまって聞き取れないのは、この「リズム」になれていないからだと思います。
ゆっくりの英語と、ナチュラルな英語で、「リズム」や「イントネーション」がどう変わるかが理解できるレッスンです。
レッスン10:母音を復習してしっかりと身につけるドリル
母音が連続で延々と流れているので、それをずっと聞いているレッスンです。
これも工夫して聞くことが出来ないので、聞くだけのレッスンになります。
うんざりするぐらい母音が連続で流れます。
リスニングパワーはこういいレッスンが多いのですが、これは「反復練習」をさせるためなのだと理解しています。
きっと、反復することで脳に染み付くのだと思います。
面白くは無いです。
レッスン11:母音の習得トレーニング
また母音を聞き取るレッスンですが、このレッスンでは自分でも頭に中で母音を暗唱することになっています。
ちょっと速くて、この速度をまねするのは大変ですが、母音の音自体は、けっこううまく発音できるようになります。
自分調べですが・・・・・
ちなみに頭の中で暗唱ということですが、私は声に出して練習しています。
エッ、アイアイアイ、オウ、イー、とランダムに発音されています。
レッスン12:日本人の苦手な子音「L」と「R」の音を聞き分けられるようになる「L」と「R」の話を聞く
「L」と「R」の音がたくさん含めれている英文を聞き取るレッスンです。
たくさん入っていすぎて最初は戸惑いますが、聞いているうちに聞きわけれれるようになってきます。
聞きはじめは「R」の音ばかりが目立つので、日本人には「R」の音の方が印象的なのだと思っていましたが、テキストをみてびっくり。
私が感じたとおり、「L」は「R」より圧倒的に少なかったです。
ですので、このレッスンでは「R」より「L」を聞き取ることに集中するようにしたほうが良いかなと言う印象。
公式サイトには、「L」と「R」がハッキリと聞き分けられるようになりますと書かれているのですが、私はLとRの区別はいまだにハッキリとはついていません。
なんとなくは分かりますが・・・
レッスン13:イディオムを覚える「ディナータイム」を想定した会話を聞き取る
イディオムを覚えるレッスンだということですが、会話を聞き取るレッスンという考え方でいいと思います。
イディオムに関しては、覚えるしかないので、分からないようでしたら自分でよく調べてみるといいと思います。
私はイディオムを意識せずにストーリーリスニングとして活用しました。
レッスン14:イディオムを覚える「街中の評判」の話
レッスン13と同じ「イディオムを覚えながらリスニングを伸ばす」ためのレッスンです。
街中の評判を想定した会話を聞き取ります。
レッスン15:集中力を磨く「数を数える」ゲーム
また、出てきました「数を数えるシリーズ」です。
バックに大きめの音の「雑音」が入っているので、その音をブロックして、数をが切り替わる瞬間を見つけるゲームになっているので、今までの中では、意図が分かりやすいです。
ただ聞くだけでなく、神経を集中して聞いてみてください。
レッスン16:聴解範囲を広げる
「アー(ih)、アー(Ah)、アー(ua)」という3つの音に焦点を当てた周波数を流すことで、英語の音を聞き取ることができる範囲を広げるレッスンです。
「聞くだけ」以外に、どうしようもないレッスンで、高い音が流れます。
私はこの音域(周波数)あまり得意ではありません。
耳に残るというか、なんか変な感じです。
レッスン17:アー(Ah)とアー(Uah)の音を聞き取れるようにするレッスン
最初に特殊音が流れてきて、スコット先生が、エコーの聞いたアー(Ah)とアー(Uah)の音を繰り返し発音しています。
このレッスンも、「英語の聴解範囲」を広げるためのレッスンなんだそうですが、これも、聞き分けることを意識するのが正解だと思います。
バックに流れている特殊音は、「英語の聴解範囲」を広げる周波数の音らしいです。
リスニングパワーはこの手の脳に記憶させるような反復練習が本当に多い教材です。
レッスン18:イディオムを身につける「パーティータイム」の話
イディオムが13個入った話を聞き取るレッスンです。
スコット先生とアメリカ人女性が同じ話を読み上げるので聞き取る練習をしながら、イディオムも覚えることができます。
レッスン19:リスニング力を鍛える「サウンドドリル」
母音と子音を交互に発音するので、とにかく聞くレッスンです。
スコットペリーさんとアメリカ人女性が発音しています。
もう、ここまで来るとこういう基礎的なレッスンを受け入れている自分がいますww
レッスン20:ネイティブ感覚をつかむ「Q&A」トレーニング
聞かれたことにパッと英語で答えることが出来るように、瞬発力を磨くレッスンです。
実践的な会話が収録されていますが、フレーズを覚えるわけではないので、収録のボリュームが多いわけではありません。
それだけ厳選されているということだと思いますが・・・
レッスン21:日本語にない特殊な子音「バイブレーションサウンド」を身につける
私はこのバイブレーションサウンドが苦手でした。
聞くことはなんとかなりましたが、今でも自分の口で発音するのは苦手です。
また、「Voice」などの「V」の音がこれに当たることは分かっていましたが、This、That、Thoseなども、この振動の音だということが分かったのも、リスニングパワーでレッスンをしたからでした。
CD1の最初のほうにも、出てきたことは分かっていましたが、このレッスンでハッキリしました。
レッスン22:状況に応じた英会話でリスニング学習
「Big Rock」「I always make copies」「Wht’s up ?」「Sports Fan」という4つのネイティブ同士の会話を聞き取りながら、イディオムも同時に覚えるレッスンです。
このレッスンは今までリスニングパワーでレッスンしてきた「リスニングの基礎」がしっかりと身についているかどうをかを確認しながら、ストーリーリスニングを行います。
レッスン23:TOEIC(R)テストのボキャブラリー対策
このレッスンでは、過去にTOEICで50回のテストを分析し、テストに出題された頻度の高い英単語とその英単語を使った英文を聞くことが出来ます。
これは私がデータを取ってみたわけではないので、何ともいえないのですが、50回中、14回出題された英単語までをリストアップしているとのことです。
バックに例の特殊音は聞こえてこないので、特にひねりもない、ただの英単語とその英単語を使ったフレーズ集だと思います。
TOEICで14回出題された英単語ってこんなに少ないんだ???
と言うのが正直な感想です。
しかも、どれも知ってる英単語だったので、私にとっては、英単語よりは、その英単語を使ったフレーズを重点的に学習しました。
これでTOEICのスコアが200点上がりました・・・と言えれば、格好が付くのですが、これを聞いて覚えただけでは、そんなにすごいことにはならないでしょう。
TOEICは問題用紙を持ち帰れないので、お金をかけてデータをとったのだとは思いますが、そもそもこのレベルの英単語を知らない人がTOEICを受験するなんて「ありえない話」だと思いますので、「TOEICに良く出題される英単語対策」としてのリスニングパワー購入は意味がありません。
このパートで何個の英単語がピックアップされているのかは、著作権の関係上掲載しませんが、4000語ほど必要と言われているTOEICはこんな少ない数の英単語を勉強しただだけでは、どうにもならないでしょう。
「DUO」でも購入したほうがよっぽど役に立ちます。
このレッスンは、英語リスニングを格段に上げるレッスンという訳では無いので、最後のオマケ程度に考えておいたほうがいいかもしれませんね。